2009年に大ヒットしたSFアクション大作『アバター』で主演を務めたサム・ワーシントンが、Netflixの政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケヴィン・スペイシーが製作総指揮を務める米ディスカバリー・チャンネルの新作犯罪ドラマ『Manifesto(原題)』に出演することが分かった。米Varietyが報じている。
本作は、連続爆弾魔、ユナボマーとして知られる世界で最も悪名高い犯罪者の一人、テッド・カジンスキーをFBIがどのように捕えたかを、FBIのプロファイラーだったジム・フィッツジェラルドの観点から描かれるが、サムはこのフィッツジェラルド捜査官役に選ばれた。彼が言語学に注目したことで、それまで考えられていたものとは全く異なる犯人像が挙げられ、行き詰まっていた捜査は前進。ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙に掲載されたユナボマーの犯行声明文(マニフェスト)と、カジンスキーの大学時代の論文の論調を分析した結果、カジンスキーがユナボマーであると結論づけられ、逮捕に至った。対するユナボマー役は、『アベンジャーズ』のJ.A.R.V.I.S. 役で知られるポール・ベタニーが演じることがすでに発表されている。
監督&ショーランナーは、『Dr.HOUSE-ドクター・ハウス-』を手がけたグレッグ・ヤイタネス。ケヴィンは、『ハウス・オブ・カード』の製作パートナーであるデイナ・ブルネッティ、パイロット版で脚本を手掛けるアンドリュー・ソドロスキーらとともに製作総指揮を務める。
サムは、2009年公開の『ターミネーター4』で準主役のマーカス・ライト役に抜擢されブレイク。3D映画という革命を起こした『アバター』では主人公のジェイク・サリーを演じ、ハリウッドでの地位を確立した。『アバター』は5部作として製作されることが発表され、第2作目が2018年12月に、3が2020年、4が2022年、5が2023年に公開される予定でサムも引き続き出演する。(海外ドラマNAVI)
Photo:サム・ワーシントン
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