英BBCで今月1日より放送されていた人気ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のシーズン4。そのシーズン最終話が本国での放送より前にネット上で流出していたことが明らかとなった。米Deadlineなどが報じている。
シーズン4第3話「The Final Problem」は、イギリスで今月15日(日)21時より放送されたが、そのロシア語版が前日の14日時点でネット上に流出。ロシアで同作を放送しているChannel Oneは、流出を謝罪するとともに、外部の人間によってハッキングされた可能性を示唆。社内での調査結果をまとめ次第、メディアに公開すると述べた。BBC側も本格的に調査に乗り出すことを表明している。
ロシアはシャーロック・ホームズ作品の人気が特別高いことで知られ、ロシアのキャスト、スタッフによる同キャラクターの映像化も何度も行われている。問題のエピソードは、Channel Oneにて本国と同じく15日に放送されていた。
なお、報道によれば流出したエピソードはロシア語で吹き替えられたもので英語字幕などはついていなかったそうだが、その影響を受けてか、同エピソードを英BBCの放送で観た人たちは590万人と、過去2話の視聴者数を下回ることに。2週間前に放送された第1話は、最終的に1130万人の視聴者を記録している。
そんな『SHERLOCK』はシーズン4をもって終わる可能性も噂されているものの、スタッフはそれを否定。先週ロンドンで行われた最終話の試写会にて、製作総指揮のスティーヴン・モファットはシリーズを終えることは「考えていない」と口にしており、同職のマーク・ゲイティスも「ぜひ続きを作りたい」と話している。
日本では『SHERLOCK』シーズン4第1話の試写会が2月25日(土)実施予定。現在、AXNミステリーのサイト(http://mystery.co.jp)より応募を受付中だ。またAXNミステリーでは、それに先駆けて過去3シーズンを一挙放送している。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SHERLOCK/シャーロック』シーズン4
©Sherlock TV Ltd.