ティム・バートン監督最新作公開直前!"鳥"を演じたエヴァ・グリーンの意外な弱点とは?

いよいよ明日、2月3日(金)に公開となる鬼才ティム・バートン監督最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』。日本に先駆けて公開された全米では、初登場1位を獲得。バートン監督作品として、初登場1位を獲得した7作目の作品となった。監督の来日で、日本中が湧いた本作の公開を記念して到着した、エヴァ・グリーンのインタビュー映像。彼女の意外な弱点が明らかになった。

 

2011年に出版され、ニューヨーク・タイムズのベストセラー・リストのトップに何年も居座り続けたランサム・リグズの小説「ハヤブサが守る家」を原作にバートン監督がありったけの想像力を膨らませて紡ぎ上げたのは、同じ1日を繰り返し、永遠に年をとらない子どもたちが暮らす秘密の屋敷を舞台にしたファンタジー。幼い頃から夢見がちだったため周囲から、"変っている"と見なされ、人とは違う個性の尊さを誰よりも知っているバートン監督にしか描けない"奇妙なこどもたち"の物語だ。

「ある意味、メリー・ポピンズのような存在ね」と自ら明かすようにエヴァが演じるのは、外界で生きられない"奇妙なこどもたち"の保護者で、ルールに厳しいが心は優しいミス・ペレグリン。そんな"キミョかわいい"(=奇妙でかわいい)子どもたちとの共演については、「大勢の子役との共演も初めてだし、母性を感じる役はこれが初めてなのよ」と今まで演じたことのない役であると振り返る。そんな子どもたちについて、「感情移入できるキャラクターたちよ。誰でも疎外感を味わって平気なふりをすることがあるはず。でも私たちに必要なのは、"変な自分"を受け入れることよ。私はそういう人たちが好き。自分は人と違うということを認めればいいのよ」と本作で描かれるメッセージについて言及する。

ペレグリンは、子どもたちの保護者の顔ともう1つ、時間を操作し、鳥(ハヤブサ)に変身できる能力を持つ。オスカー女優ジュディ・デンチも同様の鳥に変身する能力を持つが、デンチは水鳥だから繊細でおどおどした性格で、二人の共演は、要注目だと笑う。鳥として演じることを楽しんでいるかにも見えるが実は、グリーンは高所恐怖症。変身の場面は苦労したと言い、「2回目は塔の上だった。私は高所恐怖症だから覚悟したわ。"ティムのためなら"とね。なんとかこなしたわ」と振り返る。

独創的かつミステリアスなファンタジー・ワールドは、人と"ちょっと違う"ことはステキなことで、「どんなに奇妙でも、ありのままの自分でいること」を肯定し、勇気付けてくれるユニークで暖かな世界観に溢れた素敵な世界。その個性をワン・アンド・オンリーの輝きに変える姿に、誰もが特別な愛おしさを覚えずにはいられない!

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は2017年2月3日(金)より全国ロードショー。

Photo:『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
© 2016 Twentieth Century Fox