『オズの魔法使』ジュディ・ガーランド、マンチキンたちにセクハラされていた

1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』でドロシーを演じ大ブレイクした故ジュディ・ガーランド。彼女の元夫が、同作の撮影の裏側ではジュディがマンチキンを演じた俳優たちからセクハラを受けていたと告白していることが分かった。米The Wrapが伝えている。

「彼らはジュディのドレスの中に手を入れて、セットの中でさえ彼女の人生を辱めたんだ。その男たちは40歳以上だった」―ジュディの3番目の夫だったシドニー・ラフトが生前執筆した回顧録「Judy and I: My Life with Judy Garland(原題)」にはこのように綴られていた。「彼らは自分たちの小ささを利用して何でもできると思ったんだろう」

ジュディとラフトは1952年の7月に結婚し二人の子供を授かったが、1965年に離婚してしまった。

『オズの魔法使』が公開された当時はまだ17歳だったジュディ。1967年にトーク番組の司会者ジャック・パーのインタビューと対談した際には、「彼らはいつも酔っ払っていて、毎晩泥酔してたわ」と、マンチキンたちの悪行について振り返っていた。

このマンチキンたちの酔っ払い騒動は数十年にわたって度々報道され続けてきたが、マンチキンを演じた俳優で唯一存命のジェリー・マーレンはこれを否定していた。Peopleに応えた彼は、「どうやったら週給50ドルで毎晩酔っ払うことができる? ドイツから来たビール好きな子どもたちもいた。彼らは朝から晩まで飲み続けていてちょっとしたトラブルを起こしたこともあった。女の子と出会いたかったようだが、そういうことをしていたのは彼らだけだった」

ジュディは1969年の6月22日にロンドンの自宅で遺体となって発見され、睡眠薬の過剰摂取による自殺だと伝えられていたが、検視官は自殺だと断定するには十分な証拠がないとしていた。ラフトは2005年9月に心筋梗塞で亡くなっている。89歳だった。(海外ドラマNAVI)

Photo:『オズの魔法使』ジュディ・ガーランド
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