スーパー!ドラマTVにて5月19日(金)より独占日本初放送となる全米大ヒットのダーク・サスペンスドラマ『GRIMM/グリム』のシーズン5より、キャストたちのコメントが届いた。それを4回に分けてお届けしている短期連載の第2回に登場するのは、サイラス・ウェイア・ミッチェル(モンロー役)と、ブリー・ターナー(ロザリー役)。
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(以下は、同作のネタばれを含みますのでご注意ください)
■サイラス・ウェイア・ミッチェル(モンロー役)
シーズン5に突入したことに「すごいことだよ」と喜びを露にしたサイラス。まずは、大きな転換期を迎えるニックの視点から新シーズンについて語ってくれた。「ニックにとっては、箱に入った母親の頭を見つけたこともひどい出来事だけど、ジュリエットに起きた悲劇に直面したのはもっと残酷だった。二人は同棲していたし、状況は少し変わってしまったとはいえ、彼女はニックの人生の一部だったからね。だからニックは正気を失ってしまったんだ。彼はゾンビ化した時にも我を失っていたけど、今回は精神的にまともじゃいられなくなってしまった。それで復讐を決意するんだ。使命感に駆られたニックは、何かが起きていることに気づいて真相に近づくことになるんだけど、不安定な精神状態が彼の行動をさらにエスカレートさせることになるから、すごく面白い展開になる」
そんなシーズン5は、周囲の評価が非常に高いそうで、彼自身もそのクオリティに太鼓判を押している。「前のシーズンは6つのストーリーが別々に展開していったけど、今回はストーリーが2つに絞られて、登場人物全員をヴェッセンの暴動というひとつの大きな出来事へと駆り立てていく。それに、各キャラクターが余波を受けるような展開が待ち受けていて、全員が事件に巻き込まれることになる。よくできたストーリーになっているよ」とサイラス。
全員が事件に巻き込まれていく中、モンローとロザリーの心境についても吐露してくれた。「二人はある意味、ヴェッセンによる暴動の発端にいるんだ。自分を偽ることなく本来の姿のままでいたいと潜在的に感じているからね。何世紀にもわたって続いてきたヴェッセンの伝統が人間によって覆され、ヴェッセンの世界は切り離されて人間社会の中で生活しなければならなくなった。その事実を受け入れて、ヴェッセンでありながら人間のように振る舞わなければならなくなったんだ。それでも、誰もが無意識に感じるように、モンローたちもやっぱりヴェッセン本来の世界で暮らしたいと思っている。もうこれ以上影の存在ではいたくないんだ」
■ブリー・ターナー(ロザリー役)
サイラス同様、ブリーもシーズン5突入に興奮している模様。「特別な番組だと分かってたけど、こんなことになるなんて想像もできなかったわ。少し前にオーディションを受けた気分なのに、気がつけばシーズン5に突入しててビックリしてるの。このシーズンではついに通算100話へ到達するし、すっごくいい気分だわ」と嬉しそうに話した。
続けて、「ファンのみんなが満足してくれる内容になっているはず」という新シーズンについて、サイラスよりも詳しく説明してくれた。「評議会は本来、ヴェッセンの統治機関で全体を取り締まっていた。これまでヴェッセンとグリムとケアザイタ(人間)の間には血に染まった歴史があったから、大勢のヴェッセンが姿を隠して人間のフリをしてみんなが調和して生活できるようになったのは、評議会が全体を制御してきたからなの。でも今シーズンはヴェッセンの暴動が起きて世界征服を企むことになる。私たちのチームはどうやって暴動に巻き込まれることになるのか、評議会はどうやって全体の均衡を保つことができるのか、すごく危険な局面に差し掛かることになるの」
また、自身のキャラクターを分析。「ロザリーは常に政治的な見方を持っていると思うわ。事件の捜査に関わる際には、ヴェッセンであることで人間や他のヴェッセンを守ることにうまく活用しているし、ロザリーとモンローは新しい世界で先頭に立って、グリムとヴェッセンとケアザイタで区別することなく全員が一緒に仲良く暮らしたいと思っている。誰かを攻撃したり暴力に頼ったりする必要はないと考えているから、今シーズンは彼女の身に起こるある出来事で、心の葛藤が生まれることになるの」と、気になる発言も。
■『GRIMM/グリム』シーズン5 放送情報
スーパー!ドラマTVにて5月19日(金)22:00より独占日本初放送
[二]毎週金曜 22:00~ ほか
[字]毎週金曜 深夜0:00~ ほか
番組公式サイトはこちら
Photo:『GRIMM/グリム』シーズン5
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