突然の年金打ち切りにより途方に暮れていた80歳オーバーのジーサンたちが、どん底からはい上がるために生まれて初めて真面目な生き方を捨てることを決意し、すべてを失うかもしれない命がけの大勝負に出る痛快コメディ『ジーサンズ』。ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アル(アラン・アーキン)という3人のレジェンドたちを率いたザック・ブラフからのコメントが到着したのでご紹介しよう。
今作でメガホンを取ったザックは、コメディドラマ『scrubs ~恋のお騒がせ病棟』の主人公ジョン・"JD"・ドリアン役で知られるほか、ナタリー・ポートマンと共演した『終わりで始まりの4日間』では監督・主演・脚本を務めたこともある一流の映画人。『ジーサンズ』が監督作3本目ではあるが、前作の『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』を映画化するにあたり、クラウドファンディングで資金を集め、目標額をたった48時間でクリア。計310万ドルを手に入れたという経緯から、いかに本国で人気なのかがお分かりになるだろう。
製作から演技まで多岐にわたって映画に携わってきたザックが満を持して臨んだ本作について、「自分がどんな映画が大好きなのかを考えてみると、一つの共通点として、感動とユーモアがどう融合しているかという点があります。私はある瞬間に声を出して笑い、そのあとで感動したり、鼓舞されたりしたい。この映画でも、観客がそういう体験をしてくれればいいなと思っています。今作は本質的に楽しい強盗コメディで、映画界の名優たちが共演しています。家族と一緒に楽しめ、きっと誰もが何かを手に入れて劇場をあとにできる映画なんです」と語る通り、北米では公開されるや否や、3日間で1250万ドルという大ヒットスタートをきった。作品評価も非常に高く、特に50歳以上の観客から驚異的な支持を集めており、Box Office Mojo調べでは、レジェンドたちの共演を観るべく劇場に足を運んだ観客層の90%が35歳以上というデータが出ている。
名優たちが体を張ったアクションで演じきった一発逆転ストーリー! 老後の年金、住宅ローン、病気という身近な問題や、リタイア後の生活など、現代の社会問題を軽妙に描きつつ、大切な家族や仲間との愛を描いた後期高齢者応援ムービーにして、こんな破天荒なジーサンたちに会いたかったと元気と勇気が貰える気分爽快な痛快コメディ。
『ジーサンズ はじめての強盗』は新宿ピカデリー他、絶賛公開中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ジーサンズ はじめての強盗』
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