Netflixは、『グレイズ・アナトミー』(以下『グレアナ』)や『スキャンダル 託された秘密』など、米ABCで数々のヒット作を生んできたクリエイターのションダ・ライムズ、そして彼女の制作会社であるShondalandと複数年の契約を結んだことを発表した。
米Indie Wireによると、ライムズは今後Netflixにて複数のオリジナルシリーズの企画を進めていく予定で、毎年1000万ドル(約11億円)の報酬を受け取ることになるようだ。また、彼女と長年のパートナーであるベッツィ・ビアーズも共にNetflixでの企画に参加するという。ライムズは現在ABCにて『グレアナ』、『スキャンダル』、『殺人を無罪にする方法』を製作中で、3作品とも2017年から2018年にかけて放送される新シーズンへの更新が決定している。
ライムズは、「ShondalandがNetflixに移ることは、(NetflixのCEO)テッド・サランドスと私が、作家としての私自身の、そして会社の将来のヴィジョンを築いていく計画を共有できたからこそです」と述べ、Netflixがクリエイターとしての彼女の考え方を理解してくれたことで契約に踏み切ることができたと明かしている。
加えて、「現在私が手掛けている番組は、これからもABCとShondalandでヒットに向けてしっかりと製作していきます」と、『グレアナ』、『スキャンダル』、『殺人を無罪にする方法』の今後についても言及した。彼女はABCエンターテイメントのチャニング・ダンジー社長と共同声明を発表しており、今後も良好な関係性が続くことを強調している。
ダンジー社長は、「ションダ、ベッツィと私は『グレアナ』のシーズン1から一緒に働き始め、当時の日々のことは私の現役生活のハイライトの一つとしてこれからも忘れることはないでしょう。私たちは『グレアナ』、『スキャンダル』、『殺人を無罪にする方法』、そしてこれから始まる『For the People(原題)』と『グレアナ』のスピンオフで、今後もションダ、そして彼女のチームと一緒に働くことができて幸せです」とコメントしている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ションダ・ライムズ
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