Netflix制作の『ダーク・クリスタル』前章ドラマ、クリーチャー・デザインのコンテストを開催

当サイトで以前お伝えした通り、『セサミ・ストリート』『ラビリンス/魔王の迷宮』などで有名なクリエイター、ジム・ヘンソンが設立したジム・ヘンソン・カンパニーは、マペットを用いたファンタジー世界で観客を魅了した1982年の映画『ダーク・クリスタル』の前章となるドラマを、Netflixのもとで目下制作中。同カンパニーの後援により、ドラマに登場する可能性のあるオリジナル・クリーチャーのデザイン・コンテストが開催されている。

コンテストの題目となるクリーチャーは、森林に生息する小型の生き物という設定で、応募者は手書きまたはデジタルでコンセプト画(正面・側面を含む)を描き、名称や背景設定、特徴などを含む50~100語程度の紹介文を添えて、公式サイト(http://www.darkcrystal.com/design_contest.php)のフォームから送信する。クリーチャーは『ダーク・クリスタル』に登場した既存種族の派生であってはならないが、世界観に合ったものであれば、どんなアイデアも歓迎するということだ。締切は2017年11月22日(水)(アメリカ東部標準時)。

応募作品の審査員には、『ダーク・クリスタル』などでコンセプト&衣装デザインを担当したブライアン・フロウドと、その家族も含まれる可能性があり、選ばれたデザインは実物になって、新作ドラマにカメオ出演するかもしれないとのこと。優勝者に与えられる賞金は500USドルと、額はお安めだが、世界に名立たるジム・ヘンソン・カンパニーに認められる栄誉は大きいと言える。独創性に富んだクリーチャーが誕生することを期待したい。

ジム・ヘンソン・カンパニーが制作している前章ドラマ『The Dark Crystal: Age of Resistance(原題)』(全10話)は、オリジナル映画と同じく惑星トラを舞台に、多くの年月をさかのぼる設定。スケクシス族のパワーに秘められた恐ろしい秘密を知ったゲルフリン族の3人が、反乱を起こし世界を救う旅に出る。『トランスポーター』『タイタンの戦い』のルイ・レテリエが、製作総指揮・監督を担当し、英国にて撮影が間もなくスタートするということだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:様々な生き物が登場していた映画版『ダーク・クリスタル』。コンテストとドラマシリーズではどんなクリーチャーが姿を見せるのだろうか
(C) Mary Evans/amanaimages