『Marvel パニッシャー』、ラスベガス銃乱射事件を受けNYコミコンをキャンセル

米Netflixとマーベルが共同製作するアメコミ・アクションヒーロードラマ『Marvel パニッシャー』。『Marvel デアデビル』に登場していたフランク・キャッスルことアンチヒーローの"パニッシャー"を主役にした本作が、米ラスベガス銃乱射事件を受け、ニューヨーク・コミコンへの出席をキャンセルしたことが分かった。米The Wrapが報じている。

10月1日(日)、ラスベガスで開催されていたカントリー音楽のイベント会場目がけて、マンダレイベイリゾート&カジノの32階からスティーブン・パドック容疑者が銃を乱射。少なくとも58人が死亡、負傷者数は515人以上に上り、米国史上最悪の銃乱射事件となってしまった。

この事件を受け、10月8日(日)まで開催中のニューヨーク・コミコンで7日(土)にパネルインタビューを行うはずだった『パニッシャー』が予定をキャンセル。

本シリーズは、Netflixの『デアデビル』シーズン2に登場したフランク(ジョン・バーンサル)を主役にしたスピンオフとなり、アンチヒーロー"パニッシャー"となったフランクが悪人退治のためなら手段を選ばず、殺人さえもいとわない...という設定。劇中には、激しい銃撃戦やバイオレンス描写があふれているため、「銃乱射事件直後のパネル出演は適切ではない」と、Netflixとマーベルが判断したようだ。両社は共同声明として、「我々の想いは、この悲劇に影響を受けた人々と犠牲者と共に在り続けます」と哀悼の意を表明している。

Netflixオリジナルドラマ『Marvel パニッシャー』は、年内に全世界同時オンラインストリーミング予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルドラマ『Marvel パニッシャー』