12月15日(金)公開の『スター・ウォーズ』シリーズ8作目『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で監督・脚本を担当したライアン・ジョンソンが、9作目『Star Wars: Episode IX(仮題)』(J・J・エイブラムス監督、2019年12月20日全米公開予定)の後に作られる、新たな三部作の立ち上げに着手したことが明らかになった。
米Varietyなど複数メディアが報じたところによると、この情報は、ディズニーのボブ・アイガーCEOが投資家向けのカンファレンスコールにおいて明かしたもの。その後にスター・ウォーズ公式サイトが行った発表によると、ジョンソンは新三部作の1作目において監督と脚本を担当するほか、ジョンソンと共に映画製作に長年取り組んできたラム・バーグマンが製作を担うとのこと。
そして新三部作は、これまでエピソードを重ねて語られてきた"スカイウォーカー・サーガ"とは別個の内容となり、『スター・ウォーズ』がこれまで探求しなかった銀河系の片隅から、新たなキャラクターを導入するということだ。
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、「『最後のジェダイ』ではライアンと一緒に働けてとても良かったと、私たち一同は思っています。ライアンは創造力に満ちた人物で、彼が映画を形にする過程を始めから終わりまで目のあたりにできたのは、私のキャリアにおいて最も大きな喜びの一つでした。新たな三部作でもライアンは、真っ白なキャンバスに向かって素晴らしい仕事をしてくれるでしょう」と話している。
ここ最近、『スター・ウォーズ』作品の監督交代劇が相次いだルーカスフィルムだが、『最後のジェダイ』でのジョンソン監督の仕事ぶりを見たケネディ社長は、彼のことを『スター・ウォーズ』を新たな方向へと向かわせ、世界を拡張していく上で信頼できるパートナーと認めたようだ。
また、ジョンソンとバーグマンは共同声明で、「『最後のジェダイ』では、ルーカスフィルムやディズニーと共に働くことで、生涯における特別な時を過ごしました。偉大な現代神話である『スター・ウォーズ』に貢献できて、とても幸運に思っています。新たな映画シリーズで、その仕事を継続するのが待ちきれません」と述べている。
ジョンソンはさらにTwitterでも、「『最後のジェダイ』を皆さんに気に入ってほしいというのは当然の思いなんだけど、今は切実にそう願うよ」というメッセージを投稿。新三部作を立ち上げる立場として、『最後のジェダイ』に対する観客の反応がいっそう気になるという心境を明かした。
このほか、ディズニーが独自に立ち上げる映像配信サービスに向けて、『スター・ウォーズ』の実写ドラマシリーズを初めとする作品が企画されていることも明らかになった。『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズは、2019年に配信予定とのこと。
新三部作の公開日程やあらすじはまだ明らかにされていない。ジョンソン監督が手掛けた最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、12月15日(金)に劇場公開される。(海外ドラマNAVI)
Photo:こちらは『スター・ウォーズ』歴代オリジナルポスター。映画、ドラマで今後どんな世界が展開するのか?
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