『ジオストーム』国際色豊かな俳優たちをキャスティングした理由とは?

天候を操る気象コントロール衛星の暴走が地球に引き起こす超異常気象を描き、人々の想像を遥かに凌ぐディザスター・アクション大作『ジオストーム』が2018年1月19日(金)に全国公開となる。そしてこの度、数かずの大ヒットディザスター映画に携わってきたディーン・デブリン監督が、本作に様々な国籍の俳優をキャスティングした理由を明らかにした。

主役ジェイク・ローソンを演じたジェラルド・バトラーはスコットランド生まれ、ジェイクの弟マックス役のジム・スタージェスはイギリス出身、マックスの恋人サラ役のアビー・コーニッシュはオーストラリア人。その他メキシコ、ルーマニア、ドイツ、エジプト、キューバ、アメリカ、中国と『ジオストーム』には多くの国の俳優たちが出演している。

その理由を監督は「私たちは、この映画のテーマに対して世界中の人々に関心をもってもらいたかったんだ。だから、それを反映する本当に国際色豊かなキャストにしたかったんだよ」と話し、本作に込めた想いを世界中に届けたいという思惑があることを明かした。

監督が伝えたいメッセージ、それは環境問題だ。監督は「コントロールの効かなくなった自然」というのは今までしばしば映画で描かれてきていることだが、今回は人災を描きたかった。つまり人の手が加わらなければ、こうはなり得なかったという災害を描きたかったんだ。そして気候変動に対処するのが手遅れになったらどういうことになるのか?を描きたかった」と語る。更に「地球環境の悪化をせき止めたい。そういうメッセージとして受け取ってくれればいいと思う。温暖化の是非の議論を政治利用したり、口論したりするのを止め、取り返しのつかない状態になる前に何とかするべき。そう思うんだよ」と、環境の問題は全地球的な問題であることを述べた。

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『スター・トレック』シリーズなど、数々のヒット作でプロデューサーを務めるデイナ・ゴールドバーグも、「この映画では、全世界が一丸となって地球を救おうとするの。だからこの国際的なキャストになったのも当然の流れ。こんなにも多くの国と地域を代表する俳優たちに役を演じてもらえて、本当にうれしかったわ」と語り、本作のキャスティングが大成功したことを話す。

主演のジェラルドは、国際色豊かな撮影現場がとても楽しかったようで、「現場はとっても楽しかった! 国際的なキャストたちがこの映画の地球規模のスケールを物語っています。僕たちは異なる国や文化の出身で、時折考え方も違いますが、常に互いへの敬意を忘れなかった。とても楽しい現場でしたよ。全員がこの映画に意気込んで挑み、エゴが全くなかった。僕たちはそれぞれの役に見事に溶け込んでいましたよ 」と笑顔で振り返っていた。

寒波、熱波、地割れ、洪水、竜巻、雷、そして雹。全てのディザスターがここに集う! 『ジオストーム』は2018年1月19日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ジオストーム』
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