アクションコメディ映画『デッドプール』や、エミー賞受賞のコメディドラマ『シリコンバレー』などで活躍する俳優のT・J・ミラーが司会進行を務める米コメディ・セントラルの異色トーク番組『The Gorburger Show（原題）』が終了することがわかった。米Varietyが報じた。
この番組は宇宙怪獣ゴアバーガーが日本のTV局を乗っ取り、番組スタッフに襲いかかってブラックジョーク満載の型破りなトーク番組の放送を始めてしまうという設定。毎週、バラエティに富んだセレブや音楽ゲストを招き、笑いを繰り出してきた。主演のT・Jはマペットを操る役で登場し、ゴアバーガーの声も担当していた。
T・Jは大学の同級生だった女性に性的暴行を加えていたと告発されたばかりだが、コメディ・セントラルの広報はVarietyの取材に対し、打ち切りが決まったのは今年の初めで、告発される前のことだと説明。ミラーはこの疑惑を否定している。
報道によれば、この女性が被害を受けたのは2001年のこと。「彼とそんな雰囲気になり始めた時に、彼は私の喉に手を置いてグッと締めてきたのです。私は息をすることができませんでした。本当に怖くなり、驚きました」と、女性は米Daily Beastに訴えている。
一方でT・Jと彼の妻ケイト・ゴーニーはVarietyに共同声明を発表。一連の報道を完全に否定した。「私たちは10年以上前にこの女性と出会い、同じ大学で学んでいました。彼女はその頃から1年以上かけて矛盾した主張や言いがかりをして私たちを別れさせようとしていました」
さらに、現在次々とセクハラ疑惑が取り上げられ、女性の安全を守ることが何よりも大事なときに、その話に便乗するような形で嘘を流して問題の解決を邪魔してしまった彼女の選択は非常に残念だ、と述べている。（海外ドラマNAVI）
Photo：『The Gorburger Show with T.J.Miller』
