セス・マクファーレン製作・主演の宇宙SFコメディ、シーズン2はSFの比重がアップ

数百年後の未来を舞台に、宇宙調査船オーヴィルの活躍を描く米FOXのSFコメディドラマ『宇宙探査艦オーヴィル』。昨年11月に製作が決まったシーズン2について、主演・脚本・製作総指揮を務めるセス・マクファーレン(『ファミリー・ガイ』『テッド』)が語った。米TV Guideなどが伝えた。

本作は、セス演じるエド・マーサー艦長が、個性的なクルーとともに宇宙船オーヴィルに乗り込み、冒険する物語。共演は、エイドリアンヌ・パリッキ(『エージェント・オブ・シールド』)、ペニー・ジョンソン(『キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き』)、スコット・グライムズ(『ER 緊急救急室』)、ピーター・メイコン(『殺人を無罪にする方法』)ほか。

その本作について、TV批評家協会の冬のプレスツアーにおいてセスが語ったところによると、シーズン2は現在脚本を執筆中とのこと。エピソード数はシーズン1(全12話)よりも多く、少なくとも14話になる見込みだが、フルシーズンの22話には及ばないという。その理由についてセスは、「22話分の中で穴埋めの話を用意するよりは、話数を絞って内容を充実させたいから」と説明している。

またSlashFilmが伝えたところによると、シーズン2はコメディよりもSFの比重が増えるとのこと。「シーズン1はいろんな意味で実験的だった。中でも作品のトーンについて試行錯誤を重ねたのは大きくて、SFの比重はもう少し大きくしてもいいし、台本の全てのページにジョークを無理に入れなくてもいいことにも気づいた。一時間枠の番組なんだからストーリーを優先できるし、そうしたいと思っている。ジョークやコメディ的な要素は、その中で自然に出てくるようになる」とセスは話している。

なお、一部の報道では、セスがクリエイター・声優を務めるアニメ『ファミリー・ガイ』とのクロスオーバーが企画中と伝えられたが、本人はTwitterでこれを否定。また、彼は同じツイートで、『宇宙探査艦オーヴィル』シーズン2は今年中に米FOXで放送される見通しと言っている。日本上陸にも期待したいところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:セス・マクファーレン
(C)FAM008/FAMOUS