6月23日(土)より公開となる鬼才ロマン・ポランスキー監督最新作『告白小説、その結末』。心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなったデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)の前に現れたのは、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エル(エヴァ・グリーン)。そんな二人の濃密なディスカッションを捉えた本編映像が到着した。
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スランプに陥っている上、差出人不明の脅迫状にも苦しめられるデルフィーヌは、献身的に支えてくれて、本音で語り合えるエルに信頼を寄せていく。まもなく二人は共同生活を始めるが、デルフィーヌの身には不可解な出来事が次々と起こるようになっていく。時折ヒステリックに豹変するエルは、デルフィーヌを翻弄する。エルは何者なのか? 狙いは何なのか? やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には想像を絶する悪夢が待ち受けていた...。
当初、ポランスキー監督は妻であるエマニュエルにどちらの役が向いているか迷っていたというが、脚本を書き始めるとデルフィーヌにぴったりだと気づき、不安を掻き立てるような相手役として、面識のなかったエヴァの存在がすぐに思い浮かんだという。その理由を「映画を観れば、その理由が分かりますよ」とコメント。一方のエヴァは「依頼を受けて光栄だった。伝説的な映画監督でしょ、脚本を読まなくても思い切って飛び込むわね」と出演オファーを受けた時のことを振り返っている。
また、映画公開と原作本刊行記念として、6月22日(金)にMARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にて英米文学翻訳家・風間賢二と映画評論家・滝本誠によるトークイベントを開催。映画と原作同時に楽しんでみるのも良いだろう。ポランスキー最新監督作、戦慄のミステリー『告白小説、その結末』は、6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国順次ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『告白小説、その結末』
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