今月12日(金)より全世界で配信がスタートしたNetflixオリジナルシリーズ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』。本作を、TVシリーズ『アンダー・ザ・ドーム』『ミスター・メルセデス』や映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』などの原作者として知られるモダン・ホラーの巨匠、スティーヴン・キングも高く評価しているという。米Business Insiderが伝えた。
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本作は、アメリカ人作家のシャーリイ・ジャクスンが1959年に執筆した「丘の屋敷」を原作とするホラードラマ。小説では、超常現象を研究している学者が幽霊屋敷として有名な家で超常体験をした人たちと共にその屋敷で時を過ごすというオカルトものだったが、ドラマ版では幽霊屋敷に住んでいたことがあるクレーン一家の迷信について描かれる。アメリカで最も有名な幽霊屋敷で育った5人の兄弟。一番下の妹の死がきっかけで集まった彼らは、自らの過去にまつわる亡霊に立ち向かわざるをえなくなり...というストーリーだ。
10月16日(火)、キングは自身のTwitterに本作の感想を投稿。「普段はこの種のリビジョニズムは気にしないのだが、これは素晴らしかった。天才的な作品と言えそうだ」と、お墨付きを与えた。キングだけではなく、本作は各方面から高評価を得ており、全米批評家サイトRotten Tomatoesでは90パーセントという高いスコアを獲得。Netflix史上最高のオリジナルドラマの1作と言えるようだ。
本作が高く評価されているのは、ただのホラードラマではなく、"家族"という要素を加えていることが大きいと、Business Insiderは分析している。もちろん、ホラーの恐怖のレベルも高いが、それはクリエイター兼監督のマイク・フラナガンの手腕によるもの。ホラー監督として名を成したフラナガンは、『オキュラス/怨霊鏡』、『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』、『ソムニア -悪夢の少年-』、『サイレンス』、『ジェラルドのゲーム』など、数々のホラー映画でメガホンを取ってきた。
また、本作の恐怖を演出しているのは幽霊だけでなく、一般的に人間が感じる恐怖、愛する人の死や中毒、裏切りなども盛り込まれており、エモーショナルな方法で表現されている。
キングも認める質の高いホラードラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』