人類が初めて月面着陸してから50年という記念すべき年に公開される映画『ファースト・マン』。第89回アカデミー賞で最多6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』に引き続き、デイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組み、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描く本作。2019年2月8日(金)の全国公開に先駆けて、主演ライアンとチャゼル監督の来日が決定した。
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"月面着陸"という前人未到のミッションに挑むニール・アームストロング役を演じたライアンは昨年公開された『ラ・ラ・ランド』のプロモーション以来、本作で3度目の来日。『ラ・ラ・ランド』で史上最年少にしてアカデミー賞監督賞を受賞したチャゼル監督は今回が2度目の来日となる。
デイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが語る、映画『ファースト・マン』
実は『ラ・ラ・ランド』の出演オファーを受ける前から、本作の企画に参加する話をチャゼル監督と進めていたというライアン。前作とは作風が全く異なる本作について「前作に比べて映画としての表現の仕方がかなり違う分、念入りな準備が必要だった。失敗する要素は数えきれないほどあったと思う。映画をどうにか成功させるためには全員がパワー全開で取り組まないといけない。とにかくみんなで必死に働いたよ。でもすごく楽しかった」と撮影の様子を振り返った。
チャゼル監督も「当時のロケットや宇宙船は本当に壊れやすく月面着陸は無謀な挑戦だった。だからこそ国を挙げて取り組んだんだ。ニールはその重荷をたった1人で背負い、第一歩を踏み出した。その勇気に僕は感銘を受けた。そこで生涯を描く伝記映画ではなく彼の目線で描くことにしたんだ」と、本作へ並々ならぬ熱い想いを明かしている。
製作陣がひたすらにリアルを追及し、観客に"あたかもアポロ11号に同乗して宇宙空間を旅しているような臨場感"を与えるようなダイナミックな映像体験は、本年度のアカデミー賞本命との呼び声も高い。
チャゼル監督とライアンは待望の最新作と共に日本の地で何を語ってくれるのか? 来年2月8日(金)の公開へ向け、更なる盛り上がりを見せることは間違いなさそうだ。来日の日程など、詳細はわかり次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ファースト・マン』
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