時代を超えて世界中から愛され続ける物語をディズニーが超一流のスタッフ&キャストを結集して実写映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』。本作は主人公クララが"本当に大切なものは何なのか"と成長していく物語でもあるが、クララというキャラクターはどのようにして生まれたのか? プロデューサーのマーク・ゴードン(『プライベート・ライアン』『クリミナル・マインド FBI行動分析課』)は、"あの名作"の存在があったことを明らかにしている。
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愛する母を亡くし、心を閉ざしたクララが迷い込んだのは、"花の国""雪の国""お菓子の国""第4の国"からなる<秘密の王国>だった。プリンセスと呼ばれることに戸惑う彼女だったが、やがて危機に瀕した王国の戦いに巻き込まれていく。そしてそれは、母が遺したメッセージを探す壮大な冒険の始まりだった―。
唯一の理解者である母親を亡くしたことによって、さらに"自分にとって本当に大切なもの"が、分からなくなっているクララ。そんな葛藤を抱きながらも冒険を繰り広げる彼女は、どのようにして生まれたのか? ゴードンは、「母親がいなくなってしまった今、彼女は世界をどのように歩んでいけばいいのか、理解する必要がある。僕は『オズの魔法使い』が大好きな作品なんだけど、間違いなくクララへのインスピレーションになっている」と、不思議の国オズへと迷い込んでしまった少女ドロシーが仲間たちと様々な冒険を繰り広げる姿が、インスピレーションとなったことを語っている。
「ドロシーのように、クララは自分の道を見つけるために、旅に出掛けないといけないんだ。旅をして色々経験する必要があるんだよ。だからこの作品は、彼女が出会うキャラクターたちとともに、とても独創性で素晴らしい冒険をするというストーリーが重要なんだ」と、一人の少女が"自分にとって大事なものは何か"ということを探りながら成長していくところが、本作の魅力でもあるという。
そんなクララを演じるのは、『HAWAII FIVE-0』『インターステラー』などに出演しているマッケンジー・フォイ。マッケンジー自身にとって最も大切なことを聞かれると「それは常に自分が誰で、自分の気持ちを追いかけることや、それに耳を傾けるということを覚えておくことね。この作品は、なんでも自分の望むものになれると思えるところが素敵だわ。サイエンス好きとか、ドレス好きとか、その人が好きなものを好きになっていいの。それが一人の女の子の成長によって表現されているのはとてもクールだわ」と語っている。
唯一の理解者である母親を亡くしたことによって、さらに"自分にとって本当に大切なもの"が、分からなくなっているクララ。壮大なスケールで描かれる、美しすぎる映像世界― この冬、究極のプレミアム・ファンタジーが開幕する。『くるみ割り人形と秘密の王国』は、11月30日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『くるみ割り人形と秘密の王国』
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