2019年にディズニーが立ち上げる配信サービス「Disney+」で、配信を予定している『スター・ウォーズ』の新作ドラマシリーズ『The Mandalorian(原題)』。本シリーズに、『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』(1991年公開)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたベテラン俳優、ニック・ノルティが出演することがわかった。米Varietyが報じている。
全10話となる『The Mandalorian(原題)』の舞台は、賞金稼ぎのジャンゴ&ボバ・フェットの物語が終わり、帝国崩壊後とファースト・オーダーが誕生する前のマンダロリアン。時代設定は、映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(1983年)と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)の間となり、ニュー・リパブリックの権力から遠く離れた銀河にも及ばない場所に存在する、孤独なガンマンの苦悩が描かれるという。
ニックが演じる役柄についての詳細は伏せられており、先月、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役や、麻薬をテーマにしたNetflixのドラマ『ナルコス』のハビエル・ペニャ捜査官役でお馴じみのペドロが主役のガンマンを演じることが発表された。その他に、映画『デッドプール』で悪役エンジェル・ダストを演じ、ドラマシリーズ『ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン』などに登場している元格闘家ジーナ・カラーノが出演することも決定している。
ニックは、コメディ刑事映画『48時間』シリーズでエディ・マーフィの相棒を演じ、テレンス・マリック監督によるガダルカナル島の戦いを描いた傑作戦争映画『シン・レッド・ライン』や、ルワンダ虐殺を扱った『ホテル・ルワンダ』などの作品でも高い評価を得ている俳優だ。一方で私生活では3度にわたる離婚や薬物依存の問題を抱え、飲酒及び薬物の影響下における運転の疑いで逮捕されたこともあったが、コンスタントに出演作を重ねて俳優としての健在ぶりをアピールしている。
『The Mandalorian』で脚本&製作総指揮を手掛けるのは、映画『アイアンマン』や『スパイダーマン:ホームカミング』のハッピー・ホーガン役で知られるジョン・ファヴロー。俳優としても活躍する彼は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『ジャングル・ブック』でもクリエイターとして指揮を執っている。
そして、アニメシリーズ『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』を手掛けたデイヴ・フィローニが第1話でメガホンを取り、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のロン・ハワード監督を父に持つ女優のブライス・ダラス・ハワード(『ジュラシック・ワールド』)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ、『DOPE/ドープ!!』のリック・ファムイーワ、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』デボラ・チョウらもエピソード監督に名を連ねている。
配信サービス「Disney+」は、日本語にも対応したティーザーサイトが公開されている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ニック・ノルティ
(C)Hubert Boesl/FAMOUS