『SUITS』も最終シーズンへ、シーズン9に更新&終了が発表!

ニューヨークの大手法律事務所を舞台にしたスタイリッシュな弁護士ドラマ『SUITS/スーツ』(以下『SUITS』)。今回、シーズン9へ更新されることが明らかになったが、同時にこれが最終シーズンであると発表された。米Hollywood Reporterなど複数メディアが報じている。

シーズン7では、主要キャストだったマイク(パトリック・J・アダムス)とレイチェル(メーガン・マークル)の二人の卒業が決定したが、同作はシーズン8に更新され、本国アメリカで昨年7月から放送されている。(※1月23日(水)からシーズン8の後半が放送。)

発表された最終シーズンとなるシーズン9は、全10話構成予定で今年放送される予定。本シリーズと現在製作されているスピンオフ『Pearson(原題)』のクリエイターであるアーロン・コーシュは、終了の発表について以下のようにコメントした。「本当はそうでないことは理解しているけれども、私のような知名度のない脚本家のアイデアで米USA Networkが、ドラマ製作に合意してくれた日を、昨日のことのように覚えています。最近では、こういう新人のアイデアを製作に持ち込むことは珍しくありませんが、47年前にタイトルなしのコーシュ・プロジェクトを執筆した時は、誰も見向きもしてくれませんでした」

続けて、「素晴らしい脚本家とスタッフたちの情熱と忠誠心がなければ、この作品はなかったことでしょう。そして一番感謝したいのは、ファンの皆さんです。いかなる時も、どんな過去の物語の時でも、率直な意見を伝えてくれて感謝しています。ファンの方の意見がなければ、ストーリーは勝手に進んでいき、物語に生かされることはなかったでしょう。もしファンの皆さんの声を無視していたら、誰も見ないような作品になっていたかもしれません。最後に、妻と子どもたちに感謝します。いつも仕事で家にいないことを理解してくれてありがとう。この作品は、私の夢そのものだったのだよ。愛している」と、感謝の言葉を伝えている。

また、放送局のUSA Networkの社長クリス・マッカンバーは、「『SUITS』は10年近くも、弊社に影響力を持つ作品でした。素晴らしい作品を製作し続けてくれ、私を含む弊社社員全員が、クリエイターのコーシュとキャスト、スタッフに感謝しています」と述べた。

USA Networkにとっては、『SUITS』と、大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが主演するクライムサスペンス『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』の、二大人気作品が今年終了することになる。

残念なニュースではあるが、同作を降板したジーナ・トーレスが演じるハーヴィーたちの元上司ジェシカ・ピアソンのシカゴでの奮闘を描いたスピンオフドラマもあることから、本家からキャストのゲスト出演なども期待できるかもしれない。また1つ大ヒット作品が幕を閉じる。

『SUITS/スーツ』のみどころなどは、海外ドラマNAVI作品データベースにて。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『SUITS/スーツ』
(c)2017 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.