『ザ・ホワイトハウス』ロブ・ロウ、主演する英ITVドラマは「次代の『刑事ジョン・ルーサー』」?

大ヒット政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』のサム・シーボーン役で知られるロブ・ロウが、新作ドラマについて自身の言葉でその魅力を語っている。米Varietyが伝えた。

「ボストン」と言われれば、ほとんどの人はアメリカ・マサチューセッツ州にある街を思い浮かべるだろうが、実は「ボストン」という街のオリジナルは英国東部、リンカンシャーにある。ロブも、英ITVの新作ドラマ『Wild Bill(原題)』の撮影で訪れるまで、そのことを知らなかったそうだ。

本作は、ロブ演じるアメリカ人警察官のビル・ヒクソンが苦痛の過去から逃れるために14歳の娘とともにイギリスへ移住。イースト・リンカンシャー警察の署長として新たな生活を始めるも、新しいコミュニティでも居心地の悪い思いをしてしまう...という物語。

撮影地となっているボストンは、英国のEU離脱を巡る国民投票で「離脱派」の支持が大多数だが、ロブは本作が国境を超える作品になると確信できると語っている。

「僕たちは答えが絶対に"Yes"になる瞬間にいると思う」とロブ。「数年前の人々だったら"とてもイギリスらしい"と言っていただろう。そこがセールスポイントだよ」

また、『Wild Bill』は刑事ドラマを軸にしつつ、イギリスの中でも閉鎖的な町を舞台にすることで、そこで暮らすビルが感じるカルチャーショックにもフォーカスしていく。そんな本作について、ロブはイドリス・エルバ主演の人気シリーズ『刑事ジョン・ルーサー』に並ぶ、英国のクライムドラマになるだろうと自信を見せた。「(『ジョン・ルーサー』の)次のドラマになれるだろう。同じように、成功することができるはずだ」

ブレイクするきっかけになった1984年の映画『オックスフォード・ブルース』など、これまでにもイギリスでの撮影を経験しているロブだが、本作の撮影にあたり、イギリスへ移住を決断したとのこと。移住は「ジェットコースターのような劇的な変化」と語るも、「その価値はあった」と思えるほどに、新シリーズに十分な手応えを感じているようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ロブ・ロウ ©ABC/Randy Holmes