『GIRLS』レナ・ダナム、金融危機を生き抜く若者たちのドラマでHBOにカムバック!

NYに暮らす20代の女子4人組の友情や恋愛を描く米HBOのドラマ『GIRLS/ガールズ』に主演してクリエイターも務めたレナ・ダナムが、HBOにカムバックして新作ドラマで監督・製作総指揮を務めることがわかった。米Varietyが報じている。

全8話となる『Industry(原題)』は、ロンドンを舞台にトップの業績を誇る投資銀行で永久職の座を獲得するために、20代の若者たちが競争を繰り広げる姿を描くシリーズ。登場人物が取引や配当、セックスやドラッグによって定義される企業文化にドップリと身を沈めるうちに、同僚や友人、恋人や敵といった人間関係の境界線が次第にぼやけていくことになるという。

第1話でメガホンを取るレナはシリーズを通して製作総指揮も兼任するが、現時点で出演するのかどうかは不明。HBOの犯罪サスペンスドラマ『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』や、メディア帝国を支配する一族を描いた社会派ドラマ『キング・オブ・メディア』で製作総指揮を担ったジェーン・トランターがクリエイターを務め、国際金融に関する豊富な知識を持つというミッキー・ダウン(『You, Me and the Apocalypse(原題)』)と、コンラッド・カイ(『Hoff the Record(原題)』)が脚本を手掛ける予定。

トランターは、「『Industry』の脚本は投資の現場経験から生まれたエネルギーと直結し、我々は鋭いダイアローグに注意を引きつけられました。新たな才能を支援し大胆な決断を下すことを恐れないHBOで、初めてダウンとカイとドラマシリーズを製作できることを楽しみにしています」と、新作に掛ける意気込みを語っている。

レナは自身のSNSでファンに向けて、『Industry』で監督と製作総指揮を手掛けることになったことを報告し、本作は2013年全米公開の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と、1992年から一世を風靡した大人気恋愛ドラマ『メルローズ・プレイス』を合わせたような感じだと表現した。

レナは『GIRLS』で主演・クリエイターをこなした他に、政治サスペンスドラマ『スキャンダル 託された秘密』シーズン4にゲスト出演し、『アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト』やコメディ映画『40歳からの家族ケーカク』などにも登場している。

レナが監督・製作総指揮で携わる『Industry』は、現在イギリス西部ウェールズのカーディフで撮影中だ。(海外ドラマNAVI)

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レナ・ダナム ©ABC/Lou Rocco