『ビッグ・リトル・ライズ』原作者、スピンオフの構想を練っていると明かす!

米カリフォルニア州の郊外を舞台に、ささいなトラブルをきっかけに炙り出される、偽りに彩られたママ友たちの赤裸々な裏の顔。母親たちのマウンティング、父親たちのいがみ合い、街中に撒き散らされるゴシップ...。子育て、不倫、DV、離婚など、夫婦間において女性が抱える悩みや秘密、闇を描き出す一方、誰が"加害者"で、誰が"被害者"なのかが次第に解き明かされていくミステリアスな展開に目が離せない米HBOのミステリードラマ『ビッグ・リトル・ライズ』。本作の原作者リアン・モリアーティが、スピンオフの構想を練っていると明かしている。米TV Lineが報じている。

NYでシーズン2のプレミアが開催された際、インタビューに応じたモリアーティが『ビッグ・リトル・ライズ』は終了するが、後日譚となるスピンオフのアイデアはあると語っていたという。「TVシリーズが製作される前に何年も先にタイムジャンプして、高校生になった子どもたちを描くならあり得るかなと唯一考えたことがあるわ。でも、今後何年もないわね。後日譚を製作する前に休みが必要だから」とコメントし、ニコール・キッドマン演じるセレステやリース・ウィザースプーンが扮するマデリンの子どもたちが成長し、高校生になった時代を舞台にしたアイデアが念頭にあると明かしている。

7月21日(日)に本国でシーズン2の最終話が放送された『ビッグ・リトル・ライズ』。以前にクリエイターのデイビッド・E・ケリーがシーズン2以降の製作予定はないと述べていたが、その点に関してはモリアーティも同意見のようだ。

そして、その構想は現時点では小説向けだとのことで、「私の中では小説用なの。もしかしたら同じキャラクターさえ登場しないかもしれないし、同じ町が舞台になるかもしれないしわからないわ。ただのアイデアだから」とも答えていた。

"少し休みたい"と打ち明けていたモリアーティだが、米Huluにて彼女の小説「Nine Perfect Stranger」がニコール・キッドマン主演でドラマ化されることが決定し、まだまだ多忙の日々が続きそうだ。

もともと『ビッグ・リトル・ライズ』はミニシリーズとして製作されたが、2017年にエミー賞で最多となる8部門に輝きシーズン2へ更新。モリアーティとケリーはシーズン3の可能性を否定しているが、HBOのケイシー・ブロイズ社長はシーズン3について「絶対にないとは言えない」とコメントしていただけに、少なからず新シーズンが製作される可能性は残っていると言えるかもしれない。

ぜひともスピンオフの実現を願いたい『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2は、BS10 スターチャンネルにて7月31日(水)より放送中。(海外ドラマNAVI)

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『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2
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