今年5月にファイナルを迎えた米HBOの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章はファンとメディアの間で賛否両論となっているが、サンサ・スタークを演じたソフィー・ターナーが理想のエンディングについて語っている。
(※本記事は、第八章の重大なネタばれを含みますのでご注意を!)
米THE WRAPのインタビューで「自身が望む夢のエンディングはありますか!?」と聞かれたサンサが次のように答えている。
「アリアがサーセイを殺すと思っていたし、サンサとサーセイ、もしくはアリアとサーセイが再び対面するのを見たかった。でも、あり得る物語の展開は山ほどあったし、サンサの結末については厚く支持していて、彼女が迎えたエンディングにはすごく満足しているわ」とコメントし、サンサにまつわる物語に不満はなかったようだ。
そして、「ファイナルシーズンが進むにつれ、脚本を読む時にサンサが死ぬのではないかと心配になりましたか?」との質問には、「もちろん」だと返答。「常にみんな殺されるんじゃないかってビクビクしてたと思うわ。ページをめくる度に、"オー・マイ・ゴッド。これだけ?"と思って、最終話の最後のシーンまでサンサが登場するのを知って嬉しかった」とも述べていた。
また、『ゲーム・オブ・スローンズ』では多くの力強い女性キャラクターが登場したにもかかわらず、最後に鉄の玉座に就いたのは目立たないブランだったことについても意見している。
「もやは鉄の玉座は重要じゃないし、ティリオンが言っていたことは真実だと思う。ブランがすべての物語を握っていて、みんなが歴史を覚えていない限り前へは進めないもの。デナーリスは死ななければならなかったし、サーセイはマッド・クイーンだった。アリアは有り余るほどの自由な精神を持っているし、おそらくサンサは七王国を統治したくなかったはずよ。彼女は北に残って領土を守ることを望んでいたし、ブランが鉄の玉座に一番相応しい人物だと心から思う」
第八章のファンからの評価は賛否両論だったが、第71回エミー賞ではクリエイティブ・アーツ賞での10冠だけでなく、プライムタイム・エミー賞でも作品賞を含む2冠を達成し、合計で12部門を受賞した(作品賞、助演男優賞、キャスティング賞、衣装賞、メインタイトル・デザイン賞、メイクアップ賞、作曲賞、編集賞、音響編集賞、音響効果賞、視覚効果賞、スタント・コーディネート賞)。この12冠は、第68回で同作が達成したのと並ぶ史上タイ記録。ティリオン・ラニスター役のピーター・ディンクレイジは助演男優賞を4度受賞した史上初めての俳優となった。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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