政治家として、母として、妻として活躍する女性国務長官"マダム・セクレタリー"の姿を描く本格ヒューマン・ドラマ『マダム・セクレタリー』。そのシーズン2がFOXチャンネルにて日本初放送となる。
2014年に米CBSでスタートした本作は、本国アメリカでは今秋よりシーズン6が放送中の人気シリーズ。『HOMELAND』でペンを執ったバーバラ・ホールが手掛け、製作総指揮には『ショーシャンクの空に』のモーガン・フリーマンも名を連ねる。実在の政治問題を題材にしながらも、軽快で見やすい一話完結のドラマだ。
主人公は、元CIAのエリート分析官で、現在はバージニア大学の教授として働くエリザベス・マッコード(通称べス)。同じく大学教授の夫ヘンリーとともに、3人の子どもたちを育てる母親でもある。しかし、ある日突然、CIA時代の元上司でもあるダルトン大統領から米国国務長官(セクレタリー・オブ・ステート)に指名され、"マダム・セクレタリー"として働くことに。省内スタッフの政治的な駆け引きや、任務上の慣習などに悩まされながらも、持ち前の正義感と強い信念で、様々な外交問題を解決していく。
シーズン2では、ダルトン大統領を乗せたエアフォース・ワンが太平洋上空で行方不明に。副大統領、下院議員、上院議員代行がそれぞれ執務不能のため、国務長官のベスが大統領代行を務めることになる。一方、国防大学で働き始めた夫ヘンリーは、ロシア人学生をアメリカ政府のスパイに勧誘するよう命じられる。そんな中、ベスとヘンリーの娘スティーヴィとダルトン大統領の息子との関係が皆にバレてしまい...。
主人公ベスを演じるのは、映画『ディープ・インパクト』や『バッドボーイズ』のティア・レオーニ。夫ヘンリー役には、医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のスピンオフ作品『プライベート・プラクティス』のピート・ワイルダー役で知られるティム・デイリーが扮する。ちなみに、理想の夫婦を演じる二人は、この共演をきっかけに実生活でも交際をスタートさせている。
また、『チアーズ』でエミー賞コメディー部門助演女優賞を2度受賞し、トニー賞ミュージカル部門でも受賞歴を持つビービー・ニューワースや、ミュージカル「ピピン」でトニー賞最優秀女優賞を受賞したパティーナ・ミラーらが出演している。
さらに新シーズンでは、製作総指揮を務めるモーガンが最高裁長官としてゲスト出演。第2話では、1997年に女性初の米国国務長官に任命されたマデレーン・オルブライトが本人役で登場している。ベスに国務長官としてのアドバイスを授ける。また、映画『パルプ・フィクション』に出演し、青春ミュージカル『Glee/グリー』で監督を務めていたエリック・ストルツがベスの弟役で姿を見せている。
全23話となる『マダム・セクレタリー』シーズン2は、12月11日(水)22:00よりFOXチャンネルで日本初放送。(海外ドラマNAVI)
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『マダム・セクレタリー』シーズン2 (c) 2015 CBS Broadcasting, Inc. All rights reserved.