シーズン8で幕を閉じるかもしれないと先日報じられていた米Showtimeによるハードボイルドなサスペンスドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』。だが、突如シーズン7でキャンセルとなった。米Deadlineなどが報じている。
ハリウッドのセレブたちが起こしたトラブルを秘密裏に解決する敏腕フィクサーのレイ・ドノヴァンを主人公に、華やかなハリウッドの裏側と、レイの問題ありな兄弟や父親との複雑な関係が同時に描かれるシリーズ。『スポットライト 世紀のスクープ』のリーヴ・シュレイバーを主演に迎え、『デッドウッド ~銃とSEXとワイルドタウン』のポーラ・マルコムソン、『真夜中のカーボーイ』のジョン・ヴォイト、『シャーロック・ホームズ』のエディ・マーサンが出演している。
2月4日(火)、Showtimeは本シリーズがシーズン8へ更新しないと発表。「素晴らしい7年もの月日ののち、『レイ・ドノヴァン』は幕を閉じることになりました。非常にパワフルな展開でシリーズを終えられたことを誇りに思います。(レイを演じた)リーヴ・シュレイバー、(レイの父ミッキー役の)ジョン・ヴォイト、そしてショーランナーのデヴィッド・ホランダーと全スタッフ、キャストがこれまでこの作品に全力を注いでくれたことに感謝します」
本国アメリカで1月19日(日)にシーズン7の最終話「You"ll never Walk Alone(原題)」が放送されたが、同エピソードがシリーズフィナーレだったということになる。
エンターテイメント部門の共同部長ギャリー・レヴィンが、Deadlineのインタビューで、「『レイ・ドノヴァン』は終わりに近づいている。我々はずっと(終わるのは)シーズン7か8だと話してきた。まだ何も決定していないが、もうすぐ終幕を迎えると言うのがフェアというものだろう」とコメントしていたのはつい先日のことだが、シーズン7で突如終わりとなってしまった。
2013年にスタートした本シリーズは、シーズン5まではロサンゼルスで物語が展開していたが、シーズン6より舞台がニューヨークへ移っていた。
シーズン8への期待もあったため、ファンの多くはこの発表を残念に思っているようだ。だが、放送局を変えて継続する作品も多い昨今。もしかすると、これが本当の終わりではないかもしれない。(海外ドラマNAVI)
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『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』(c)2020 Showtime Networks Inc. All Rights Reserved.