豊富な科学知識と機転であらゆるミッションを遂行する理系ヒーローが主人公の人気ドラマ『MACGYVER/マクガイバー』。本作で、主人公マクガイバーを演じるルーカス・ティルが、解雇されたクリエイターのピーター・M・レンコフの振る舞いにより、一時期自殺をも考えていたと告白した。
先日、本作のクリエイターであるピーター・M・レンコフが不適切な行為により解雇されたが、ルーカスもそのレンコフの被害を受けていたようだ。
米Vanity Fairのインタビューに答えたルーカスは、レンコフの言葉の暴力やいじめ、外見や体型の批判がひどかったと話した。「人生でこれほど一生懸命努力したことはありません。仕事がきついのはいいのです。ですが、ピーター(・レンコフ)の人に対する態度は、許されるべきものではありませんでした。彼のせいで『マクガイバー』の1年目の時は、自殺も考えたほどです。でも私以外の人に対する態度はもっとひどく、それが我慢の限界でした」
そして、ルーカスは今年5月に放送局である米CBS人事部に報告をする。「レンコフは私の外見がずっと気に食わないようです。例えば、私が白衣を着ていると、私の脚が"クソみたいに酷い脚だ。これはTVに出せないものだ"と言いました。正直なところ、少しユーモアを感じる部分もありますが、もしこれが脚ではなく、もっと人が気にするような体の部分だったらどうでしょう。また、監督に向かって"クソ! シャツをズボンの中に入れさせろ、クソガキじゃないんだから!"ともよく言っていました。私はストレスでなかなか肉付きがよくならず、運動をして筋肉をつける時間もありませんでしたし、仕事のスケジュールはバラバラだったので、きちんとした食事をとることもできませんでした」
この内容に対し、レンコフ側は「すべて事実無根」と述べている。レンコフの後任には『ティーン・ウルフ』『ナッシュビル』のモニカ・メイサーが務める。
さらにルーカスは、今回だけでなく2017年にもCBSのトップにレンコフのことを話したが、報酬をあげてほしいがために馬鹿な作り話をしている俳優だという目で見られ、「真剣に受け止めてくれませんでした」とコメント。
今年の人事部への告発文は5ページにも及び、レンコフの自分への、そして共演者であるマティ役のメレディス・イートンへの態度について詳しく記載していたという。
本作同様にヒーローのように立ち振る舞ったルーカスのますますの活躍を期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『MACGYVER/マクガイバー』(C) MMXVIII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.