子役出身の若手演技派女優として知られるダコタ・ファニングが、これまでのキャリアを振り返って、共演者から受けたアドバイスなどの印象的なエピソードを披露した。米USA Todayが報じている。
ダコタは、米Bravoのアンディ・コーエンがホストのトーク番組『Watch What Happens Live with Andy Cohen(原題)』にゲスト出演。アメリカの芸能界事情通として知られるアンディが、自分のネットワークを駆使してハリウッドのスターにインタビューしたり、ゴシップを紹介する同番組で、おしゃべりに興じた。
2001年、7歳の頃に出演した映画『I am Sam アイ・アム・サム』で天才子役と絶賛されたダコタは、2003年のガールズコメディ映画『アップタウン・ガールズ』でブリタニー・マーフィと共演。ブリタニーはその6年後の2009年、まだ32歳の若さでこの世を去っている。アンディから「ブリタニーから受けた最高のアドバイスは?」と訊かれたダコタは、「どんな時も楽しめって。彼女は太陽の光のように明るい人で、活発なスピリットを持っていたわ。毎日を特別な日にしてくれた。とても素晴らしい人だった」と語った。
ダコタは『フレンズ』のシーズン10第14話「レイチェルの華麗なる転身」にもゲスト出演している。ここでダコタが演じたのは、モニカ(コートニー・コックス)とチャンドラー(マシュー・ペリー)が購入を考えている家の持ち主の夫婦の娘で、彼らが去ってしまうことでふさぎ込んでいるジョーイ(マット・ルブラン)に光明を与えるという重要な役どころだった。
そのほかにも、ダコタは子役時代にトム・クルーズ(『宇宙戦争』)、デンゼル・ワシントン(『マイ・ボディガード』)、ロバート・デ・ニーロ(『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』)などの大物スターと共演。すでに子役としてのキャリアを確立していたとはいえ、彼らとの共演は「とても畏れ多いものだった」という。
これらのスターの誰が最も「温かくてふわふわとした父親みたいな雰囲気」を持っているかを訊かれて、ダコタはこう答えている。「みんなそれぞれ違ったものを持っていたわ。でもトムは...それと、ボブ(ロバート)・デ・ニーロも、私が撮影現場で誕生日を迎えた時、想像もしなかったことをしてくれたわ。(アイスクリーム・チェーンの)コールド・ストーン・クリーマリーがブームの時、トムとスティーヴン・スピルバーグは撮影現場に大理石の板を運び込んで、みんなでそれでアイスクリームを作って私の11歳の誕生日を祝ってくれたの」
現在26歳のダコタは、2019年にクエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピットとも共演。現在はレギュラーを務めるミステリードラマ『エイリアニスト』のシーズン2が米TNTで放送中だ。(海外ドラマNAVI)
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ダコタ・ファニング
ダコタとブリタニー・マーフィ
(C)PAULINE FRENCH/FAMOUS