英エリザベス2世の治世を描くNetflixの王室ドラマ『ザ・クラウン』シーズン5&6で故ダイアナ妃を演じる女優が決定した。米TV Lineほかが報じている。
この度、ダイアナ妃役に決まったのは、スパイドラマ『ナイト・マネジャー』でトム・ヒドルストン扮する主人公ジョナサン・パインと禁断の恋に落ちるジェド・マーシャル役で注目されたエリザベス・デビッキ。
『ザ・クラウン』では時代の流れに合わせて2シーズンごとにキャストが一新されることで知られており、今年配信予定のシーズン4で初登場するダイアナ妃役にはすでにエマ・コリン(『Pennyworth(原題)』)がキャスティングされている。
エリザベスはシーズン5からダイアナ妃を演じることについて、「ダイアナ妃の精神と彼女の言葉、そして彼女の行動は今も大勢の人々の心の中で生き続けています。私が第1話から夢中になっている傑作シリーズに参加できることは、まさに特権であり名誉です」とコメントし、世界中の人々に愛されたダイアナ妃を演じる意気込みを語っていた。
『ザ・クラウン』シーズン5&6のキャスティングに関しては、大人気ファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のハイスパロー〈雀聖下〉役で知られるジョナサン・プライスがフィリップ王配を演じることが先日明らかに。また、エリザベス2世役には『ハリー・ポッター』シリーズのドローレス・アンブリッジ役で知られるイメルダ・スタウントン、マーガレット王女役には『ファントム・スレッド』でアカデミー賞にノミネートされたレスリー・マンヴィルが決定している。
フランスのパリ生まれでオーストラリア育ちのエリザベスは、レオナルド・ディカプリオが主演した『華麗なるギャツビー』でジョーダン・ベイカー役を演じてハリウッドデビュー。その後に山岳アクション映画『エベレスト 3D』や『コードネーム U.N.C.L.E.』、『マクベス』などの大作・話題作に出演し、『ナイト・マネジャー』で大きく注目された。マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』ではアイーシャ役を演じ、クリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット』に起用されるなど、順調にスター街道を駆け上っている。
なお、『ナイト・マネジャー』といえば、『ザ・クラウン』のシーズン3&4でエリザベス2世を演じるオリヴィア・コールマンも出演していた。(海外ドラマNAVI)
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『ナイト・マネジャー』
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