『アメホラ』ライアン・マーフィー、連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーのミニシリーズをNetflixで製作

大ヒット青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』などを生み出したヒットメーカーのライアン・マーフィーが、Netflixで連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーを描くミニシリーズを製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

『Monster: The Jeffrey Dahmer Story(原題)』と題された新作ドラマは、17人もの青少年を殺害した罪で有罪判決を受けた、アメリカで最も悪名高い連続殺人鬼の一人であるジェフリー・ダーマーの素顔に迫るシリーズ。ダーマーは犠牲者を切断して屍姦し、その肉を食べたことで知られ、彼は服役中に他の囚人によって殺された。

このミニシリーズはダーマーの犠牲者の視点で綴られ、地元警察の無能さと無関心により、ウィスコンシン州の住民が数年にわたる連続殺人事件の犠牲になった点も描かれるとのこと。繰り返しダーマーは逮捕寸前までいったが、司法制度により無害とみなされて野放しになっていたからだ。

現時点でダーマ―を演じるキャストは未定だが、米HBOの『シックス・フィート・アンダー』や、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『扉をたたく人』などに出演しているリチャード・ジェンキンスが、ダーマーの父親ライオネルを演じることが決定している。化学者だったライオネルは幼い息子に、どのように動物の骨を漂白して保存するかを教え、後にダーマーはその方法を犠牲者の遺体に施したそうだ。

マーフィーは、これまでに『ラチェッド』『ハリウッド』、『Glee』をはじめとする数多くの作品でタッグを組んできたイアン・ブレナンと共同クリエイターを務める。デヴィッド・マクミラン(『LUCIFER/ルシファー』)が脚本・製作総指揮を担い、パイロット版でメガホンを取るのはカール・フランクリン(『マインドハンター』)。その他のエピソードでは、マーフィーとジャネット・モック(『ハリウッド』『POSE』)も脚本・監督を務める予定だ。

マーフィーは、『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』で、ファッション・デザイナーのジャンニ・ヴェルサーチを殺害した連続殺人鬼のアンドリュー・クナナンを描いている。

この新作ミニシリーズで、ジェフリー・ダーマ―を演じるキャストなどが発表され次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ライアン・マーフィー ©NYKC
リチャード・ジェンキンス ©PAULINE FRENCH/FAMOUS