社会派ホラーを生み出してきたジョーダン・ピール(『アス』『ゲット・アウト』)×ヒットメイカーのJ・J・エイブラムス(『ウエストワールド』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)が製作総指揮を務めるSFファンタジーホラー『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』。10月24日(土)より日本独占初配信となる本作を視聴した著名人からの推薦コメントが到着した。
1950年代の設定ながら"ブラック・ライブズ・マター"を訴える昨今の人種差別反対運動に呼応するかのようなタイムリーな本作は、「いかにアメリカが変わっていないか」「いかに黒人が抑圧され日々恐怖を抱きながら生きているか」をリアルに描きながら、SF小説から飛び出したようなモンスターやゴースト、魔術の要素を加えてSFファンタジーホラーというジャンルのエンターテイメント作品に仕上げている。
タイトルにもなっているH・P・ラヴクラフトは、幻想小説・怪奇小説の先駆者のひとりで「クトゥルー神話の始祖」として世界中のファンから愛されている作家。彼が生み出した世界観をもとに、本作では多重的に様々な要素を加えながら、人種差別について改めて考えさせるメッセージを新しい形で伝えている。
まず、クトゥルー神話を敬愛する俳優の佐野史郎は「これは架空の神話ではない。鏡の向こうの現実に生きるしかない者たちへの魂の救済の扉だ」と話す。さらにアーティストのRAM RIDERからも「あまりにも意外な展開に目が離せなくなりました。とにかく続きが気になる一作です」と力強いコメントが。奇小説研究家という肩書の荒俣宏は「これは二重の暗黒でできたドラマ」と差別問題とホラーの対比表現に注目すべきと言及した。
その他のコメントは以下の通り。
・宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)
初回放送時、アメリカのメディア、批評家、視聴者のタイムラインが『ラヴクラフトカントリー』一色になった理由がわかった! 公民権運動前夜の燻った熱が、SF&ホラーの異世界で発火して、その炎が「アメリカ現代史」を焼き尽くしていく。革命的傑作誕生の予感。
・丸屋九兵衛(万物評論家)
クトゥルー、赤色人、トライポッド、栄光の42番、ローザ・パークス...ダーク・ファンタジー&SFが、アメリカ社会の諸問題と奇跡の邂逅を果たす! わたしのためにあつらえたような物語、その映像化に感謝を。
・田辺剛(漫画家・『ラヴクラフト傑作集』作者) 怪物のように黒人を追う差別主義者の白人達も怪物に襲われていく。現実の歴史を幻想的な物語に統合したラヴクラフト、その名を冠したラヴクラフトカントリーは今を描いた黒人の抗議ドラマに収まらない自由な面白さがある。
『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』はAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA&CLASSICS-」にて10月24日(土)より日本独占初配信! 「BS10 スターチャンネル」にて11月より放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』
© 2020 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.