米HBOの人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』に出演するニコール・キッドマンと、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどで知られるヒュー・グラントが夫婦を演じる米HBOの新作ドラマ『フレイザー家の秘密』。アメリカで10月25日(日)より放送される本作で、ニコールがヒューに相手役を懇願していたことを告白した。英Daily Mailが報じている。
オーストラリア出身のニコールが豪Sunday Telegraphに語ったところによると、ヒューに出演を依頼した時には、彼は俳優業を引退すると決めていたので、キャストとして参加することをためらっていたという。「彼はいつも、"ああ、仕事は好きじゃないし、演技はしたくない"と言っていました」とその時の様子を語った。結局は出演を決めたヒューを賞賛し、1990年代に彼の代名詞でもあった"ロマンス・コメディのかっこいい役"から脱却していると言及し、「ヒューは今、とっても大胆で、様々な違う役をやりたがっています」と明かした。
一方、俳優を辞めたがっていたヒューは以前、舞台恐怖症と向き合わねばならないことを理由に、演技に消極的であることを話したことがある。2016年の米Hollywood Reporterのインタビューで、「どこからそういう恐怖心が突然生まれたのか本当に分からない。映画撮影の途中でその恐怖心に襲われたんだ。午前中だけといった短い間だったけど非常に苦痛だったよ」と付け加えている。
そんなヒューが出演する全6話構成の本作は、ジーン・ハンフ・コレリッツが2014年に執筆した小説「You Should Have Known(原題)」を元にしている。セラピストのグレース・フレイザー(ニコール)は、献身的な医師の夫ジョナサン・フレイザー(ヒュー)とニューヨークの名門私立校に通う息子ヘンリーに囲まれ、公私ともに順風満帆。処女作となる著書も出版される目前で、自身が思い描いた通りの人生を送っていた。ところが出版の1週間前、ある人物の悲惨な死や夫の失踪といった不幸な出来事が次々と起こり、彼女の人生は狂い始めていき、息子と自分自身のために新しい人生を築き直さなければならなくなる...というストーリー。
ニコールは、『ビッグ・リトル・ライズ』のクリエイターであるデヴィッド・E・ケリーと再びタッグを組んでいる。メガホンを取るのは、デンマーク出身のスサンネ・ビア(『ナイト・マネジャー』)。
その他の出演者には、エドガー・ラミレス(『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』)、ノア・ジュープ(『クワイエット・プレイス』)、ドナルド・サザーランド(『TRUST』)、リリー・レーブ(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)ら。
『フレイザー家の秘密』は、10月25日(日)よりHBO Maxにてプレミア配信。(海外ドラマNAVI)
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Photo:
HBO『The Undoing』撮影現場より
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