近年は『グッド・オーメンズ』『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』『グッド・ファイト』といったドラマ界での活躍で知られる英国俳優マイケル・シーンが、2003年の女優ケイト・ベッキンセイル(『セレンディピティ』)との破局後の辛い時期について語った。
マイケルとケイトは1995年の舞台『かもめ』で出会い、およそ8年間にわたって交際し、1999年には娘のリリーが誕生していた。ケイトのアメリカでの仕事が増えたため、二人はロサンゼルスに移るが、その直後の2003年初めに破局。再共演作となった2003年の映画『アンダーワールド』でケイトは監督のレン・ワイズマンと恋に落ち、のちに結婚している。
先日、マイケルはアニー・マックのポッドキャストに出演し、破局当時の心境を振り返った。
「幼い子どもを抱えながら相手との関係が破綻するという経験をし、そして娘が母親と一緒に外国(アメリカ)で暮らすため、自分もその国で全く新しい生活を始めるというのは、とても難しいことだった」とマイケル。
彼は続けて「私はアメリカの(長く滞在できる)就労ビザを持っていなかったから、毎回しばらく滞在するとまたイギリスへ帰らなければならなかった。またアメリカに戻ってくることができるかは分からなかったよ。アメリカでは仕事がなくて、結局はイギリスで働かなければいけなかったこともある。これが自分にとっていいことなのか、分からなくなっていたよ」と、アメリカとイギリスの距離に悩まされていたことを告白した。
また、当時はメディア対応にも問題があったと明かし、「どんなプロジェクトのインタビューを受けても私は最低だったね。間違ったことを言っていたと思う。学ぶまでに長い時間がかかってしまった。もし私と同じような人がいるなら、不要な発言は控えた方がいいだろう」と話している。
『グッド・オーメンズ』と『グッド・ファイト』はAmazon Prime Videoで配信中。『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』は毎週火曜23:00よりWOWOWにて放送中だ。(海外ドラマNAVI)
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マイケル・シーン (C)James Warren/Famous
マイケルとケイト・ベッキンセイル(2001年) (C)BERT CLAPHAM/FAMOUS