アイアン・ジーリング、ルークなしの『ビバリーヒルズ再会白書』撮影中に泣き崩れていた

1990年代に社会現象を巻き起こした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)。そのリブート版『ビバリーヒルズ再会白書』が昨年夏に放送され話題となったが、その直前の2019年3月にはディラン役のルーク・ペリーが急死するという悲劇があった。そのような中で行われたリブート版の撮影で、スティーブ役のアイアン・ジーリングが、ロケ中に泣き崩れていたことが明らかになった。米Yahooが報じている。

その当時のことをケリー役のジェニー・ガースとドナ役のトーリ・スペリングは、11月9日(月)より配信されているポッドキャスト『90210MG』の11月23日(月)の配信回で語った。

「私たちはいつも8人でそれが当たり前だった。アイアンが振り向いて"ルークはどこだ?"って言ったの。そして彼は自分でハッとして気がついたの。アイアンは私たちに背を向けたのだけど、彼の心が折れそうになっているのがわかったわ。そして泣き出した。でも、私たち全員が同じことを考えていたわ。私たちは7人では完全ではないと感じていたから。それは今も同じなの」

ポッドキャストの3回目であるこのエピソードでは、ディランが初めて登場したエピソード『ビバヒル』シーズン1第2話「ホロ苦い恋の味」を再視聴し、その時のことについても振り返った。

「このエピソードを見ていると、その瞬間に戻ってその時の世界の中に入り込んでしまうわね。だからルークがいなくなったことを受け入れる必要はないと感じるわ」とトーリは言う。

ジェニーもまた、ルークがまだそこにいたように感じたので、彼女はその回の視聴を終了したくなかったそうだ。トーリ同様に、今回のポッドキャストが彼の死について初めて公に話す機会となり、まだその死を受け入れることができていないと打ち明けた。

「私たちがルークのことを愛していたことが皆さんの目にも明らかだろうし、それを乗り越えることは難しい。仲間の誰かが亡くなってしまうなんて誰一人として考えたことがなかったと思うわ。日々生活していく上でそんなことは考えないから。ただただ虚しさを感じる」と、トーリは心境を語った。

視聴者は、画面の外でのルークの姿を知ることはできなかったかもしれないが、トーリは「彼はみんなが思っていた通りの特別な人だったし、そうあってほしいと思っていたわ」と続けた。

またジェニーは、「ルークとディランの気質はそっくりだった。ルークは会った瞬間から彼のことを好きになるような人だったから。彼のカリスマ性にも魅了されたけど、それは圧迫されるようなものではなく、本当に穏やかで、誰に対しても気さくな雰囲気を醸し出すようなものだったのよ。ディランもそうだったわね。だからこそ、アメリカや世界中が彼に恋をしたのだと思うわ」と語った。(海外ドラマNAVI)

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