『ステップ・アップ』ドラマ版、ナヤ・リヴェラの代役が決定

大人気青春ミュージカル『Glee／グリー』のサンタナ役で知られるナヤ・リヴェラ。昨年7月にボート事故で亡くなったことは記憶に新しいが、彼女が出演していたドラマの代役がこの度決定した。米Hollywood Reporterが報じている。

ナヤが出演していたのは、2006年にヒットしたチャニング・テイタム主演の青春映画『ステップ・アップ』から派生したドラマシリーズ『Step Up（原題）』。2018年にYouTubeの有料版YouTube Redによるオリジナルドラマ『Step Up:High Water』（日本でも視聴可能）としてデビューしたが、昨年5月に米Starzに移動、タイトルも『Step Up』に変更されていた。

製作会社のライオンズゲートはナヤの遺族と相談の上、『ロッキー・ホラー・ショー：タイムワープ・アゲイン』のマジェンタ役や『恋の予感？！　〜ホテルリノベ奮闘記〜』で主人公ガブリエラを演じたクリスティーナ・ミリアンを代役として起用。

情報筋によると、Starz、ライオンズゲート、そして本作のプロデューサーの幹部は、昨年の夏にナヤの悲劇的な死を受けたのち、シリーズを前進させる方法を考え、様々なオプションを検討したという。本作はそのシリーズ性が強い作品であることを考慮して、キャスト、プロデューサー、ナヤの家族とともに、同キャラクターの再キャストに踏み込んだという。

本シリーズのクリエイターであるホリー・ソレンセンは声明を出し、「ナヤの死は、私たちの世界にとって恐ろしいほどの損失だ。率直に言って、私たちは決してナヤへの追悼をやめることはない。これほど優雅で愛にあふれた人物がいるとは考えられなかったが、それと同時に、多くの分野で私たちの作品に深い才能という財をもたらしてくれた。代役となるクリスティーナは並外れた人物で、まばゆいばかりのパフォーマー。彼女が私たちの家族の一員になってくれたことをとても嬉しく思っている」と綴った。

本作の舞台は、アトランタにある芸術学校High Water Performing Arts School。人気歌手のNe-Yoが、同校の伝説的な創設者セージ・オドム役として出演、ナヤはコレットという元ダンサーで、同校の事務員だが、交際中であるセージと同じく生徒たちへの情熱を持っているという役を演じていた。

ナヤの相手役でもあったNe-Yoは、「ナヤの代わりはいない。はっきり言っておこう。彼女の魂は俺たちの記憶の中に生きているし、この作品が何であるか、そして何になるかのすべての部分で生きている。クリスティーナは大役を引き継ぐことになるが、彼女はそれをわかっている。それを理解しているからこそ、彼女が人として、またアーティストとして敬意を表していることがわかるんだ。ナヤのファンだけでなく、世界中の人々が愛するであろうこのキャラクターにエネルギーと光を与えることができると確信しているよ。クリスティーナを心から歓迎し、愛とサポートを持って皆彼女の周りに集まってきた。とても楽しみだし、世界がこの作品を見るのを待ちきれない」と今回の決定についてコメントした。

ナヤの最後のレギュラードラマシリーズとなった『Step Up』新シーズンの撮影は、今月からアトランタで始まっている。（海外ドラマNAVI）

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