ベネディクト・カンバーバッチ、『マンダロリアン』でスローン大提督を演じたくない理由

『スター・ウォーズ』シリーズの初となる実写版ドラマ『マンダロリアン』。ファンの間では人気の高い悪役スローン大提督を『SHERLOCK/シャーロック』や『ドクター・ストレンジ』のタイトルロールでお馴染みのベネディクト・カンバーバッチが演じるのでは?という憶測が広がっているが、本人がその可能性を否定した。米The Hollywood Reporterが報じた。

1991年に発表されたティモシー・ザーン執筆の「スター・ウォーズ」スピンオフ小説「スター・ウォーズ帝国の後継者」に初登場したスローン大提督は青い肌が特徴のチスという種族の出自で、戦略家かつ有能な指導者として名高い人物。『マンダロリアン』シーズン2にスローン大提督の名前が呼ばれたことで、遅かれ早かれ彼もシリーズに参加することが期待されている。

スローン大提督の登場が期待されるようになると、幅広い役を演じ分けることのできるベネディクトがその候補として噂されていたが...。本人は最近の米Colliderのインタビューで「今のところ、率直に"ノー"」とコメント。

「絶対に青くなりたくないね。最近は空気を青く(=悪態をつく)していたけどね。いやいや、真面目に話すと、今は子どもたちと貴重な時間を過ごしているんだ。メイク用の椅子に座って青く塗られる、その作業のために必要な時間と1日の終わりにはそれを全て落とすことを考えると...私の人生の中で(スローン大提督を引き受けるのに)適切な時期ではないと思う」と正直な思いを話した。

以前、映画『X-MEN』シリーズで青い肌のミュータント、レイブン(ミスティーク)を演じるジェニファー・ローレンスが同役のために7時間の全身メイクに耐えなければならないと話していたことが話題となったが、肌やメイクの専門家によれば、このようなメイクには防腐剤、線量、さらには鉛などの有害な成分が含まれているため、肌にも相当な負担がかかるようだ。これらの労力を考えれば、ベネディクトが引き受けられないと考えるものも無理もないだろう。

『マンダロリアン』はDisney+にてシーズン1〜2が配信中。シーズン3は、2022年に配信予定。(海外ドラマNAVI)

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ベネディクト・カンバーバッチ©FAM008/FAMOUS