『LOST』『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』『FRINGE/フリンジ』などのドラマや『スター・トレック』『スター・ウォーズ』といった映画シリーズにも関わるクリエイターのJ・J・エイブラムス。彼が次に手掛ける新作は、UFOドキュメンタリーになることがわかった。米Hollywood Reporterが報じている。
エイブラムスは、米Showtimeで『UFO(原題)』というタイトルの4部作のドキュメンタリー番組の製作総指揮を務める。エイブラムスは、『ザ・コーヴ』のマーク・モンロー監督、『ベレを買った男』のポール・クラウダー監督と共同で、全米で大きな話題となり、歴史的にも強力な政治家やCEOからの注目を集めながらも、同じ真実を追求する一般市民は嘲笑され追放されるような立場にされたこのUFOという不穏なテーマの理論を紐解いていく。
このドキュメンタリーでは、アメリカ政府、またUFOによって恩恵を受けている民間企業や軍らが自分たちの目的を達成するために、また地球外現象の背後にある真実を隠すために、どのような影響力を秘密裏に持っているのかを調べ、文化的、政治的な接点を通じ全国の目撃者からの衝撃的な証言を含むこの事象の歴史を検証していくという。最終的には、最大の謎である質問に立ち向かっていくという。それは、「なぜ、私たちは自分が信じていることを信じるのか。そして、この何十年にもわたる謎の先にある、とらえどころのない真実とは何なのか?」ということだ。
グレン・ジッパー(『ドッグ・ストーリー:あなたは一番の友達』)、ベン・スティーヴンソン(『ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路』)らが、エイブラムスらと共に製作総指揮に名を連ねる。
このニュースは、下院情報委員会のメンバーがUFO目撃情報(Unidentified Aerial Phenomenonの略で「UAP」と呼ばれる)に関する機密扱いのブリーフィングを受けることが予想される矢先に発表された。
今年5月、オバマ前大統領は、海軍が報告した物体との遭遇は正当なもので、懸念事項であること認めた。5月にトーク番組『The Late Late Show With James Corden(原題)』に出演した際、「私は真剣に考えているのですが、空には一体何なのか我々には理解できない物体の映像や記録があるのです。その動きや軌跡は説明できません。簡単なパターンがあるようにも思えません。だからこそ、人々は今でも真剣に、それが何であるかを調査し、解明しようとしているのだと思います」と、自身の見解を述べていた。
ドキュメンタリーシリーズ『UFO(原題)』はShowtimeにて8月8日より放送開始予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:
J・J・エイブラムス© AVTA/FAMOUS