『ザ・ソプラノズ』ジェームズ・ガンドルフィーニ、米版『ジ・オフィス』に出演しないようHBOから3億円が支払われていた!?

傑作マフィアドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』に主演したジェームズ・ガンドルフィーニが、米版リメイクとなるNBCの『ジ・オフィス』に出演しないよう、米HBOが彼に約3億円を支払ったと元キャストが明かしていることがわかった。米Screen Rantが報じている。

『ザ・ソプラノズ』にクリス・モルティサンティ役でレギュラー出演していたマイケル・インペリオリがポッドキャスト番組「Talking Sopranos(原題)」に出演した際、オリジナルとなる英版『ジ・オフィス』に主演したリッキー・ジャーヴェイスと対談し、キャスティングに関する秘話を語った。

2007年に『ザ・ソプラノズ』の放送が終了したのと同時期に、米版『ジ・オフィス』に主演していたスティーヴ・カレルがシーズン7で降板し、NBCがジェームズに代役を演じないかと出演をオファーしたのだという。

マイケルは、「スティーヴが降板して(『ブラックリスト』でお馴染みの)ジェームズ・スペイダーが引き継ぐ前に、NBCはジェームズに出演してもらうために400万ドル(現為替で約4億4000万円)を支払うつもりだったと思う。だけど、HBOは彼に役を引き受けないよう、300万ドル(約3億3000万円)を支払ったんじゃないかな。それは事実だよ」と明かしていた。

HBOはジェームズが演じたマフィア、トニー・ソプラノのイメージを壊したくなかったこと、そして、もともと同局は2016年に放送された犯罪サスペンスドラマ『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』をジェームズ主演で製作する計画だったため、『ジ・オフィス』への出演を阻止したとのこと。もし、HBOが介入しなければ、契約するつもりだったそうだ。結果的に出演せず、残念ながら2013年6月19日に心臓発作で急死したため、『ナイト・オブ・キリング』への出演も実現しなかった。

なお、『ザ・ソプラノズ』については、前日譚となる映画『The Many Saints of Newark(原題)』が2021年10月に全米公開の予定。ジェームズの実の息子であるマイケル・ガンドルフィーニが、若かりし時代のトニー・ソプラノ役で出演している。(海外ドラマNAVI)

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(2021年7月時点での情報です)

Photo:『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』 ©2006 Warner Bros. Entertainment Inc.