世界中で社会現象となった米ABCの大ヒットシリーズ『LOST』のケイト役で知られるエヴァンジェリン・リリー。現在、俳優業から距離を置いている彼女だが、この度健康上の理由によりイタリア・グローバル・シリーズ・フェスティバル(IGSF)への出演をキャンセルした。
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頭部の外傷から回復途中
エヴァンジェリンは、『LOST』での功績を称えられ、マキシモ・エクセレンス賞を受賞。しかし前夜の授賞式には出席できなかった。
彼女は現在滞在しているオーストラリアからビデオメッセージを送り、『LOST』ファンに向けて感謝の言葉を述べた。「この素晴らしい栄誉をありがとうございます。今、皆さんと一緒にいられないことが本当に悲しいです。情熱、愛、そして数々の考察を私たちの作品に注いでくださったすべての方に感謝します」
IGSFの公式サイトによると、彼女は「健康上の理由」で授賞式およびマスタークラスへの登壇をキャンセルしたという。関係者によれば、彼女は5月にハワイで負った頭部の外傷からまだ回復途中とのこと。
エヴァンジェリンは事故直後、自身のSubstackにて顔面のケガの写真と共に状況を明かしていた。「ビーチで気を失って、顔から岩に突っ込んだの」と記し、幼い頃から「意識が飛ぶ」「気を失う」といった症状に悩まされてきたことも明かしている。
その後、Instagramにも投稿し、「脳震とうの状態が悪化している」と報告。関係者によると、彼女は数日前までイタリアへ渡航するつもりでいたが、回復にはさらに時間が必要と判断し、最終的に見送ったという。
エヴァンジェリンは昨年、少なくとも当面の間は俳優業から距離を置くと発表。Instagramではこう記していた。「“富や名声”という、一見すると最善の選択から離れるのは、ときに怖く感じることもあります。でも、自分の“ダルマ”(dharma)に身をゆだねると、不安は満たされた感覚に変わるのです。いつかまたハリウッドに戻るかもしれませんが、今の私の居場所はここです」
カナダ出身のエヴァンジェリンは、『LOST』(2004~2010)でケイト・オースティン役を演じ、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた。のちに映画『ハート・ロッカー』『ホビット』シリーズ、さらにMCUの『アントマン&ワスプ』シリーズでホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役を演じたことでも知られている。
『LOST』全シーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)