エミー賞を総なめにした米FXの大ヒットドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』。シーズン3で主人公カーミーは、かつてないほど自分自身を追い込み、破滅寸前にまで追いつめられていた。
だが、シーズン4で彼がある一つの決断を覆すことができれば、自分を救う道はまだ残されているかもしれない。Screenrantが分析しているので紹介しよう。
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『一流シェフのファミリーレストラン』シーズン4、6月26日(木)より全10話一挙独占配信
エミー賞総なめ! 大人気シリーズ『一流シェフのファミリーレス …
「ミシュランの星」に執着せず、初心に立ち返るべき?
シーズン2までのカーミーは、自身の野心と精神的な安定のバランスをなんとか保ち、“料理人”としての純粋な情熱を忘れずにいた。しかし、恋人クレアとの関係が破綻したことで、シーズン3の彼は一変。心の空白を埋めるかのように「ミシュランの星」を追い求め始める。
「毎日メニューを変える」という過剰なこだわりは、スタッフの負担を増やし、カーミー自身のメンタルヘルスも悪化させる一因となった。
本来、彼は星に興味がないはずだった。シーズン2では、「星を狙うのは罠だ」と冷静に語っていたのだから。そんなカーミーが“星”に執着したのは、評価や実績で自分の空虚さを埋めようとしたからにほかならない。
もし彼が本当に自分を救いたいのなら、見栄や称賛ではなく、自分がなぜ料理を愛していたのか――その初心に立ち返るべきだ。場合によっては、レストランを手放し、かつてのようなサンドイッチショップに戻ることも選択肢の一つかもしれない。
カーミーがこのまま突き進めば、彼自身だけでなく、彼のまわりの人々まで傷つけることになる。彼は自分の“最大のミス”に気づき、軌道修正することができるのか? シーズン4は、その答えを探る旅になりそうだ。
『一流シェフのファミリーレストラン』シーズン1〜3は、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。シーズン4は、6月26日(木)より配信開始。(海外ドラマNAVI)