Amazonプライムビデオで4シーズンにわたって配信された大ヒットアクションサスペンスシリーズ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』の映画化企画が進行中。主演ジョン・クラシンスキーがジャック・ライアン役で復帰するという。
シリーズの延長線上を描く
米Deadlineによると、『ジャック・ライアン』シリーズの延長線上にある長編映画がAmazonスタジオにて開発中だ。
主人公ジャック・ライアンを演じるジョンのほか、ライアンの上司でCIA工作員のジェームズ・グリーア役を演じたウェンデル・ピアースも復帰が決まっており、CIAベネズエラ支局長マイク・ノーベンバー役のマイケル・ケリーも再出演の交渉中だという。
現在のところ長編映画のプロットの詳細は不明だが、同シリーズのシーズン4で脚本/製作総指揮を担当したアーロン・ラビン(『シークレット・インベージョン』)が脚本を、シーズン2で監督/製作総指揮を務めたアンドリュー・バーンスタイン(『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』)が監督を務めることが決まっている。
ファイナルシーズンとなったシーズン4の視聴時間は11億5,000万分を記録し、プライム・ビデオで世界的に最も視聴されたシリーズのトップ3にランクインしている。
ジョンが主人公のCIA分析官を演じる『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』は、ベストセラー作家トム・クランシーが生み出した「ジャック・ライアン」シリーズをベースに現代に置き換えてドラマ化され、2018年から2023年まで4シーズンにわたってAmazonプライム・ビデオで配信された。
クランシーの「ジャック・ライアン」シリーズはこれまでに何度も映像化されており、ジョン以前には、アレック・ボールドウィン(『レッド・オクトーバーを追え!』)、ハリソン・フォード(『パトリオット・ゲーム』、『今そこにある危機』)、ベン・アフレック(『トータル・フィアーズ』)、クリス・パイン(『エージェント:ライアン』)らがジャック・ライアン役を演じてきた。
クランシーは合計16冊の「ジャック・ライアン」小説を執筆。2013年の彼の死後、他の作家によってさらに23冊の「ジャック・ライアン」ユニバースの小説が出版されている。2024年に「Defense Protocol(原題)」、2025年に「Line of Demarcation(原題)」の2冊が刊行される予定で、同ユニバースはさらに拡大中。
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』全4シーズンは、Amazonプライムビデオにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:©Amazon Studios