『新スター・トレック』『BEEF』パティ・ヤスタケ、70歳で逝去

『スター・トレック』シリーズのナース・オガワ役や『クローザー』のキャシー・タオ役、直近ではNetflixシリーズ『BEEF/ビーフ ~逆上~』への出演で知られる日系アメリカ人女優のパティ・ヤスタケが亡くなっていたことがわかった。米Deadlineが報じている。

 

映画&テレビ番組で活躍したパティ・ヤスタケ

8月5日(月)、がんとの長い闘いの末、家族や友人に囲まれ安らかに息を引き取ったパティ。彼女のマネージャーで友人のカイル・フリッツがDeadlineに伝えた。

日系三世としてロサンゼルスで生まれたパティはUCLAで演劇の学位を取得。イースト・ウェスト・プレイヤーズで女優としてのキャリアをスタートさせ、劇団の共同創設者であるマコ岩松と共に6年間、舞台やスタッフ、理事会で活動した。

その後、ロン・ハワード監督&マイケル・キートン主演による1986年の映画『ガン・ホー』でメジャーデビュー。同年、米ABCで製作された同名ドラマシリーズでも映画と同じ役で登場した。1988年には映画『The Wash(原題)』で、インディペンデント・スピリット賞助演女優賞にノミネートされている。

代表作はアリサ・オガワ役で登場した『新スター・トレック』、『ジェネレーションズ/STAR TREK』や、昨年大ヒットしたNetflixシリーズ『BEEF/ビーフ ~逆上~』など。『BEEF』では主人公エイミー(アリ・ウォン)の姑役として登場し、強烈な印象を残した。『女検死医ジョーダン』、『グレイズ・アナトミー』、『クローザー』、『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』といった数多くの人気シリーズにもゲストスターとして出演している。

パティの追悼式は、8月25日にリトルトーキョーにあるシアター、イースト・ウェスト・プレイヤーズで行われる予定。家族は、花の代わりに劇団への寄付を募っている。

代表作『新スター・トレック』と『BEEF/ビーフ ~逆上~』はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:Instagramアカウント©toysnacelleより