ザック・スナイダー「『スター・ウォーズ』を自分も作れるかも」|Netflix『REBEL MOON』記者会見

2023年12月11日(月)にNetflix『REBEL MOON — パート 1: 炎の子』の日本&アジア合同記者会見が実施。監督&キャスト陣が、グローバル&日本のメディアからの質問に答え、本作の見どころや裏話を語った。

Netflix『REBEL MOON』とは

SFスペクタクル巨編『REBELMOON』の舞台は、巨大帝国“マザーワールド”が支配する銀河。暗い過去から逃げ、惑星の片隅の平和な村で暮らしていた、心優しい熱き戦士コラ。しかしある日、帝国の刺客が現れ侵略を開始。コラは蹂躙された村人の敵討ちのために立ち上がり、惑星を巡りながら共に戦う戦士〈レベルズ〉を探す仲間集めの旅へ出る!

Netflix『REBEL MOON』日本&アジア合同記者会見【レポート】

この度ワールドツアーの一環として、監督・キャストが日本へ! 約10年ぶりの来日となるザック・スナイダー、そしてこのたび初来日のソフィア・ブテラ(『キングスマン』『アトミック・ブロンド』、ペ・ドゥナ(『空気人形』『ベイビー・ブローカー』)、エド・スクライン(『デッドプール』)、さらにプロデューサーのデボラ・スナイダーが記者会見に登壇した。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

本作を手掛けたザックは、作品を手掛ける上で日本の作品からも影響を受けているそうで、約10年ぶりの来日に「皆さんこんにちは。当たり前のことですが、私は日本が大好きなので再び来ることができて嬉しいですし、とても光栄です!」と感慨深く挨拶。

ザックは好きなアニメに『AKIRA』を挙げていたり『鬼滅の刃』も鑑賞していたりと日本のアニメやコミックが大好きなことでも知られている。

本作で影響を受けた作品について聞かれると「この作品が始まる前は『ワンパンマン』を見ました(笑)いろんな作品の影響を受けていて具体的な作品名は言えませんが、剣術だったりアクションだったり日本の文化も本作に散りばめています。黒澤明監督の『七人の侍』、『蜘蛛巣城』にも影響を受けました」と告白した。

そんな本作の構想期間はなんと20年以上。ザックは作品が完成するまでの道のりを振り返り、「アイデアの発端は1977年まで遡ります。11歳の時に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』観たからでした。僕は“自分の手でもこのような素晴らしい作品を作ることができるかもしれない”と思いました。私のクリエイターとしての土台を作ったのは『スター・ウォーズ』に始まり、黒澤明監督の作品でしたね」と感無量な面持ちで心境を語った。

監督と共に作品を創り上げたプロデューサーのデボラは「この作品はオリジナルなので他にはない作品です。完成形はザックの頭の中にしかないのでとてもチャレンジングでした。ザックは色んな作品を参考にしていて、ディティールなどリアリティさを持たせることを大事にしていましたね」とザックと顔を合わせながら語り、二人三脚の夫婦の絆を垣間見せた。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

俳優としてはもちろん、ダンサーとしても活躍する主人公コラを演じるソフィアが「ダンサーは身体を使いますし、周りを見て踊りを覚えることも多いので、その経験が今回のアクションシーンに役立ちました。だた、私は銃を持つことが初めてでした。コラは戦士なので、銃の扱いを間違わないように立ち振る舞いをザックに教えてもらいました」と語るように、過酷なアクションシーンの撮影に向けて入念な準備を行ったことを明かした。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

作品をいち早く鑑賞した〈レベルズ〉の二刀流使いネメシスを演じるドゥナは「スタジオで撮影をした時とは全く違う光景を見ることができて、予告編を見ただけでも自分の格闘シーンに驚きました。ザックの工夫のおかげですね」と率直な気持ちを告白。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

また先日サンパウロから始まった本作のワールドツアーで、作品を鑑賞したファンたちの熱狂的な反響を受けたキャスト陣。

ソフィアは「没頭して撮影に挑んだ153日間の日々は魔法のように過ぎていきました。このワールドツアーを通して、作品を鑑賞したファンの姿を見ることができて嬉しいです。上映場はまるでコンサートのようでした」とワールドツアーの盛り上がりを明かした。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

冷酷非道で人間味ゼロの執行官、ノーブル提督を演じるエドは「映画製作はリレー競争のようですよね。我々は100m走を全力疾走してバトンを繋ぎます。本作だと100マイルでしょうか(笑)サンパウロ、ロサンゼルスのプレミアにも参加して完走した気持ちです。懸命な仕事をして視聴者の皆さんにバトンを渡し、レースの見どころを見ているようです」と言及。本作への確かな手ごたえをのぞかせた。

Netflix『REBEL MOON』記者会見

そして、最後にザックから日本のファンに向けて「皆さんに観ていただけることを楽しみにしています。この映画を観たら“この後どうなるの!?”って展開が気になると思いますが大丈夫です。パート2がありますからね!笑」とお茶目なメッセージが贈られ、幕を閉じた。

Netflix『REBEL MOON』配信情報

Netflix映画『REBEL MOON — パート 1:炎の子』は12月22日(金)より世界独占配信。なお『REBEL MOON — パート 2: 傷跡を刻む者』は2024年4月19日(金)に配信予定。(海外ドラマNAVI)