『SHERLOCK/シャーロック』アマンダ・アビントン、批判されていたバラエティ番組を辞退

英国で大人気のダンスコンペティション番組『Strictly Come Dancing(原題)』に出場していたアマンダ・アビントン(『SHERLOCK/シャーロック』)が、辞退することになった。英Radio Timesなど複数のメディアが伝えている。

炎上、ボイコット運動の末に降板

2004年から英BBCで放送されている『Strictly Come Dancing』は、プロのダンサーとセレブがペアになって毎回ダンスを披露し、最後まで勝ち抜いたペアが優勝するという番組。9月半ばに始まったシーズン21にイタリア人ダンサーのジョヴァンニ・ペルニーチェと組んで出場したアマンダは順調に勝ち進んでいたが、開始からおよそ1ヵ月が経ったタイミングで辞退した。

今月21日(土)の放送回を健康上の理由で欠席していたアマンダ。それから2日後の23日(月)に番組の広報が「アマンダ・アビントンは『Strictly Come Dancing』に出場し続けることができず、コンテストから撤退することを決めた。彼女の今後の幸運を祈っている」と番組降板を発表。

その後、アマンダ自身もInstagramを更新。番組出場時に履いていた靴の画像に添えて、以下の声明を発表した。「『Strictly』を降板することになって本当に残念。この決断は簡単なものではなかったけれど、個人的な理由で続けることができなくなった。同じく挑戦者である仲間たちとともに取り組んだ時間は本当に喜びに満ちていた。彼らは素敵な上に、しっかりと努力する才能ある人たちで、毎週金曜日と土曜日に会って、一緒に挑戦することが楽しみだった。私のことを気にかけ、とても親切にしてくれた素晴らしい製作チームや皆さんに感謝を伝えたい」

21日の回を休んだ直後、アマンダはうつ病に苦しんだ故ロビン・ウィリアムズの画像をSNSに投稿し、「うつ病のふりをする人なんていない…大丈夫なふりをしているだけ。覚えておいて。人に親切にしよう」と発信していた。現在この投稿は削除されている。

今年初めに親子向けドラァグショーへの批判的なコメントをSNSに投稿して物議を醸していたアマンダ。トランスジェンダー女性に関する過去のSNS投稿も槍玉に上がり、彼女の参加発表を受けて『Strictly Come Dancing』をボイコットする姿勢を見せた人たちもいた。これを受けて8月にアマンダは自身の過去の発言が愚かで無知だったことを謝罪したが、自分はトランスフォビアではないと主張していた。

長年にわたってパートナーだったマーティン・フリーマンと2016年に破局を迎えた後、かなり苦しんだと明かしていたアマンダ。現在は脱出芸パフォーマーのジョナサン・グッドウィンと交際中だ。2021年、とある番組のリハーサル中の事故により麻痺が残ったと報じられていたジョナサンは、今回のアマンダの番組辞退について「君は本当に素晴らしい。信じられないほど美しいだけでなく、信じられないほど勇敢でもある。君の傍にいられることをとても誇りに思う」とコメントしている。

『SHERLOCK/シャーロック』シーズン1~4はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times英BBC

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Photo:『SHERLOCK/シャーロック』©2017 Hartswood Films Ltd.A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced with Masterpiece.Distributed by BBC Worldwide Ltd.