米NBCの大ヒットドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』でウィリアム・ヒルを演じたロン・セファス・ジョーンズが66歳で亡くなったことは先月お伝えしたが、この度、共演者たちが非公式に集まってロンに改めて追悼の意を表した。米Entertainment Weeklyが報じている。
レベッカやベスがウィリアムへの思いを綴る
今月17日、本作でレベッカを演じたマンディ・ムーアのInstagramのストーリーに投稿された画像には、マンディのほか、ランダル役のスターリング・K・ブラウン、ベス役のスーザン・ケレチ・ワトソン、トビー役のクリス・サリヴァン、ミゲル役のジョン・ウエルタスが、テーブルを囲んで微笑んでいる。「涙する前に、私たちは食事をともにします。この家族を永遠に愛しています。そして私たちはロン、あなたを愛しています」とマンディは綴っている。
ミゲル役のジョンはマンディと同じ画像を再投稿し、「この人たちを愛してる! ロン、君のことが恋しいよ!」とコメント。ベス役のスーザンもその気持ちに共鳴し、「最高にクールな人にもう一度。永遠の愛と光を」と付け加えた。
後日にはトビー役のクリスもInstagramを更新。マンディらと同じ画像とともに、17日にニューヨークでロンの葬儀が行われるというチラシもアップしており、どうやら今回はその葬儀をきっかけにキャストが集まった模様。とはいえ、その葬儀のチラシはロンの生涯を祝うもので、みんなが明るい表情だったのもその意向を汲んでのもののようだ。
ウィリアム役で2度エミー賞を受賞していたロンは、8月19日にカリフォルニア州ロサンゼルスで亡くなった。ロンは2021年に米New York Timesで受けたインタビューで、慢性閉塞性肺疾患との闘病の末、2020年に両方の肺を移植したことを明かしており、その後もリハビリなどに励んでいた。
『THIS IS US』の撮影現場での最後の日、彼はEntertainment Weeklyに対し、番組のキャストとスタッフがどのように支えてくれたかを語った。「君たちは、私が苦しんでいる時に抱きしめ、そばにいてくれた」とロンは涙ながらに語った。「君たちは、私が人生でとても辛い時に寄り添ってくれた。私は生きた奇跡みたいなものなんだ」
ロンが亡くなった時、マンディはシリーズ終盤でロンとレベッカが一緒にいる写真をSNSに投稿。「『THIS IS US』という冒険を通じてロンと知り合いになり、一緒に働けたことはかけがえのない贈り物だった。彼は人間として、アーティストとして、純粋に、ただ魔法のような存在だった…彼と過ごした瞬間を永遠に大切にするわ。私たちが望むほど撮影場に来てもらうことはできなかったけど、彼こそがこの作品の本質的な部分であり、いつもそこにいるように感じた」と述べた。ロン演じるウィリアムの息子ランダルに扮したスターリングも、当時ロンの死を受けて以下のような賛辞を寄せていた。「世界で最も素晴らしい人が、もう私たちのそばにはいません。ロンはこの世を去り、その分、世界の輝きは失われました。次のフェーズでみんなを笑わせ続けて。僕がそこに辿り着いた時にまた会いましょう」
『THIS IS US/ディス・イズ・アス』全6シーズンはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『THIS IS US/ディス・イズ・アス』© 2021 20th Century Studios.