『サンドマン』でトム・エリスがルシファーを再演しない理由とは?

Netflixで配信予定のニール・ゲイマンによる同名コミックス「サンドマン」を実写ドラマ化した『サンドマン』。本作にはルシファーが登場するが、このキャラクターは、ドラマ『LUCIFER/ルシファー』の主人公ルシファー・モーニングスターと同じ存在だ。では、なぜ『LUCIFER』に主演したトム・エリスが、『サンドマン』に同役で続投しないのだろうか? その疑問に両作の原作者であるゲイマンが答えている。英Digital Spyが報じた。

『サンドマン』と『LUCIFER』の原作は共にDCコミックスのヴァーティゴから出版されており、同じユニバースに存在することになる。しかし、『サンドマン』でルシファーを演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のブライエニー役でおなじみのグウェンドリン・クリスティーで、そのキャスティングが発表された際、トムが起用されなかったことについてファンの間から少なからず不満の声が上がっていた。

Twitterで、なぜトムがルシファー役で続投しないのか質問されたゲイマンは、こう回答している。「彼のルシファーは「サンドマン」のルシファーから着想を得ているとはいえ、完結した『LUCIFER』と『The Sandman』の継続性という観点でかけ離れてしまい、コミックスのバージョンに戻った方が誰にとっても楽だったからだ。そうすることで『サンドマン』のルシファーが何をしでかすかわからなくなる。トムのルシファーは愛嬌があるからね」。ゲイマンは、新しいキャストがルシファーを演じることで、このキャラクターをトムの『LUCIFER』とは違う方向性へ導くことが可能になると説明している。

コミックス版「サンドマン」は、コンテンポラリーフィクション、歴史ドラマや伝説を織り交ぜ、現代神話とダークファンタジーを融合させた作品で、主人公はモルフェウスなどの異名を持つドリーム。彼は夢が具現化した存在であり、ドリームと彼の兄弟たちは世界の誕生と同時に生まれたとされている。

ドリーム役に抜擢されたのは、『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』や、映画『メアリーの総て』などに出演している英国俳優のトム・スターリッジ。グウェンドリンの他には、カービー・ハウエル=バプティスト(『キリング・イヴ/Killing Eve』)がデス役、チャールズ・ダンス(『ゲーム・オブ・スローンズ』)がロデリック・バージェス役、ヴィヴィアン・アチェンポン(『魔女がいっぱい』)がルシエンヌ役、ボイド・ホルブルック(『ナルコス』)がコリンシアン役、アシム・チョードリー(『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』)がアベル役、サンジーヴ・バスカー(『埋もれる殺意』)がカイン役で出演する。

ドラマ版『サンドマン』は、8月5日(金)よりNetflixで独占配信。(海外ドラマNAVI)

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