イギリスで1963年からスタートした長寿人気シリーズ『ドクター・フー』。その50周年記念番組が今年の秋に本国で放送されるが、ファンに人気の高い歴代コンパニオン(旅仲間)のひとり、ローズ・タイラー(ビリー・パイパー)は登場しないかもしれない。

同シリーズがリブートされた2005年当時、最初にコンパニオンになったローズは、クリストファー・エクルストンが演じた9代目ドクターや、デヴィッド・テナントが演じた10代目ドクターとともに、次元跳躍機「ターディス」に乗って時空をかけめぐった。第2シリーズのラストで物語から退場したあとも、たびたび再出演を果たしファンを喜ばせている。

そして昨年の夏、現在11代目ドクターを演じているマット・スミスも「過去のコンパニオンの中から僕が出演を望むとしたら、ローズかな。演じるビリーとは仲のいい友達だからね」と発言。これをきっかけに、ローズが50周年記念番組に登場するのではないかとのウワサが生まれることとなった。

ところが、ビリー本人は英国のトークショーに先日出演した折に、ウワサをきっぱり否定。「いえ、私に声はかかっていないわ。マット・スミスは冗談か何かで"こうなったらいいね"という感じで言っていたと思うし、反響もあったのだけど、実際には違うの」と話している。彼女の言うとおりなら、ファンとしては残念なニュースだ。

なお、50周年記念番組には歴代のドクターたちが登場するというウワサも以前から流れているが、6代目ドクターを演じたコリン・ベイカーは、今回のビリーと同じように自分の出演を否定する発言をしている。(海外ドラマNAVI)