映画『ゾンビランド』をTVドラマとして製作する動きがあることを、一昨年にニュースでお伝えした。しばらく音沙汰がなかったこのプロジェクトに、なんと米Amazonが乗り出すかもしれない。
『ゾンビランド』は、『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグや、『ハンガー・ゲーム』『2012』のウディ・ハレルソンなどが出演した2009年のホラーコメディ映画。TVドラマ化にあたっては、映画版の脚本家レット・リースとポール・ワーニックが、30分のシリーズとして脚本を担当すると報じられ、製作元には米FOXの名が挙がっていた。
ところが、英Broadcast Nowなどが先日伝えたところによると、ドラマ版を立ち上げるのは、アメリカで動画配信サービスも手がけているAmazonとのこと。まだ公式発表はないが、報道が事実だとすれば、これまでオリジナル動画コンテンツでは目立った動きのなかったAmazonも、いよいよ本腰を入れることにしたのかもしれない。動画配信サービスではライバルとなる米NetflixやHuluが、次々と新しいドラマを発表していることに対抗する動きであるとも考えられる。
また、io9.comが先日入手したキャスティングシートによると、映画版に登場したタラハシー、コロンバス、リトルロック、ウィチタという4人の主要人物に加えて、フレッドとアインシーという2人のオフィスワーカーが新キャラとして登場する模様。ただし、以前のニュースでもお伝えしたように、映画版の出演者たちがドラマに出演する見込みは薄いと見られる。
ネット通販やデジタルコンテンツ配信で知られるAmazonは、果たしてドラマ界にも大きなインパクトを与える存在となるのか、今後に注目したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:映画版『ゾンビランド』のウディ・ハレルソン(c)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net