DCコミックのスーパーヒロイン「ワンダーウーマン」のオリジンを描く新作ドラマとして、製作準備が進んでいる『Amazon(仮題)』。しかし、パイロットの製作発表があいつぐなか、米CWはまだ本作にゴーサインを与えるつもりはないようだ。
『Amazon』は、スーパーマンの青春期を題材にした『ヤング・スーパーマン』のように、主人公のワンダーウーマンことダイアナ・プリンスの若い頃を描くドラマ。『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』のアラン・ハインバーグが脚本を手がけている。主演女優の人選が重要とみたCWは、脚本がまだ完成していない昨年11月から、すでにキャスティングの準備を始めていた。先日には、英スコットランド出身の新進女優エイミー・マンソンが主演候補に浮上している。
しかし、Hollywood Reporterの報道によると、同局はまだ脚本の仕上がりに納得しておらず、最終稿を待っている段階とのこと。最終稿の仕上がりがよければ、今年秋以降の放送を見据えてパイロットを製作する可能性はまだ残されている。
なお、CWでは現在、ワンダーウーマンと同じくDCコミックのヒーローであるグリーンアローを主人公としたドラマ『ARROW』がヒットしている。これを受けて、『Amazon』も優先度の高いプロジェクトとしてとらえられていることには変わりがないようだ。
リンダ・カーターが主演を務めた70年代のドラマ以降、実写映像化はなかなか実現しないワンダーウーマンだが、ぜひ成功に結びつけてほしいものだ。(海外ドラマNAVI)