『ウォーキング・デッド』を題材に米大学がオンライン講座を開設。これでゾンビ世界を生き残れる?

ゾンビが徘徊する終末世界を描く人気ドラマ『ウォーキング・デッド』を題材に、米カリフォルニア州立大学アーバイン校がオンライン講座を開設することになった。

"Society, Science, Survival: Lessons from AMC"s The Walking Dead"(社会、科学、サバイバル:『ウォーキング・デッド』から得る教訓)と題されたこの講座は、番組を放送している米AMCと提携して同大学が実施するもの。10月14日(月)(アメリカでシーズン4の放送が始まる日の翌日)から8週間にわたり、社会科学、物理、公衆衛生学、数学を専門とする4人の講師たちが以下のトピックで講義をおこなう。

・マズローの欲求段階説――サバイバルとは生存のみを指すのか?
・社会組織と社会構造――農場、刑務所からウッドベリーまで
・社会的アイデンティティ、社会的役割、ステレオタイピング――リックや"総督"といった指導者を例として
・社会における公衆衛生の役割――疾病管理センターから地方共同体組織まで
・伝染病の蔓延と人口モデル
・ダメージコントロールにおけるエネルギーと運動量の役割――自分を守るために
・終末世界の栄養学――リスを食べて本当に大丈夫?
・災害時のストレス管理――緊張にさらされた睡眠が長期的におよぼす影響

この講座では、専門家や番組出演者のインタビュー、トピックに関連するシーンを受講生が鑑賞するほか、ディスカッションにも参加。掲示板やソーシャルネットワークを活用し、テストも受けることになる。

登録料は無料。日本からも受講の申し込みができるので、英語に自信のあるファンの方はチャレンジしてみてはいかがだろうか。(ただし、講座には18歳未満に不適切なコンテンツも含まれるそうなので注意してほしい)
(海外ドラマNAVI)

Photo:栄養学が気になります! 『ウォーキング・デッド』
(c)Gene Page/AMC