『マッドメン』ファイナルシーズンを2014年と2015年に7話ずつ放送

1960年代の華麗なる広告業界のカルチャーを描いた人気ドラマ『MAD MEN マッドメン』。6月にシーズン6の放送を終え、残すところ完結編のシーズン7のみとなったが、そんな中、放送局の米AMCは、同シリーズのファイナルシーズンを通常の13話から14話に拡大し、2014年春と2015年春に7話ずつ、二分割して放送すると発表した。

これは同局のチャーリー・コリアー社長が明らかにしたもので、ファイナルシーズンの前半7話を「The Beginning(始まり)」と名付け、2014年春に放送し、「The End of An Era(ある時代の終焉)」と名付けた後半7話を、2015年春に放送するという。

コリアー氏は「近年、複数の放送局による番組が数多く、ファイナルシーズンを二分割する方法によって視聴率を向上させています。当局でも最近、この方式を『ブレイキング・バッド』に採用した結果、ファイナルシーズン後半のプレミアは、前半の平均視聴者数の2倍を上回る数字を記録したのです」と、その絶大な効果をアピール。さらに「同様に『マッドメン』も、この方式によって大成功すると確信しています」と自信をのぞかせた。

また番組クリエイターのマシュー・ワイナーは「ファイナルシーズンを二分割すると、ストーリーの展開が丁寧になり、視聴者の心にもより長く響かせることができる。そのメリットをフルに活用するつもりです」と述べ、ファイナルシーズンへの強い意欲を見せている。

『マッドメン』ファイナルシーズンはアメリカで来年春、AMCにて放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『MAD MEN』
(c)2012 Lions Gate Television Inc., All Rights Reserved.